こんにちは。ひとりで.comです。
Excel関数のひとつ、ISERROR関数に関する紹介です。
ISERROR関数は、指定したセルが「空白」だった場合「TRUE」を返してくれる関数です。もし空白ではなかった場合は、「FALSE」を返します。
以前ISERROR関数について紹介した際にも少し説明しましたが、こういったTRUEやFALSEを返す関数は、それだけではあまり機能を果たしません。しかしながら、他の関数と組み合わせることによってその効力を発揮します。本日は、その実用性を加味した上で、ISBLANK関数について紹介していきたいと思います。
空白を見分けるISBLANK関数
MicrosoftにはこのISBLANK関数の説明は…ありませんでした。なぜでしょうね…ISBLANK関数はそれほどマニアックな関数ではないのですが…。
ISBLANK関数は以下のように使います。
=ISBLANK([セル]]
もし、空白だった場合は「TRUE」
もし、空白じゃなかった場合は「FALSE」
が返ってきます。
IF関数とISBLANK関数を使って、空白をなくす
例えば以下のように表を考えてみましょう。
上記表の場合、赤で囲った部分は空白になっています。表を作るにあたって、あまり空白があるのはよろしくありません。というのも、これがゼロなのか、単に未入力なのか…の判断がわからないからです。こういった場合、人によって解釈が変わってしまうというのもよくありません。したがって、こういう空白が出た場合、全て「0」に変更したい場合、ISBLANK関数とIF関数を組み合わせることによって、簡単に中身を変更することができます。
しかも、このIF関数とISBLANK関数を組み合わせる事によって、他の箇所にも同じ数式を当て、変わらない結果をもたらす事が可能です。
このように、IF関数とISBLANK関数を組み合わせて、
=IF(ISBLANK(C3),0,C3)
と記載しました。
もし、C3のセルが空白だったらゼロを、そうでなければC3の数値を表示せよ…というのがこの数式の意味です。この数式であれば、他の数値が既に入っているセルに対しても適用可能です。
このようにISBLANK関数はその関数自体ではあまり意味をなさないですが、IF関数と組み合わせることによって、誤解を生みやすい表現を回避することが可能です。