こんにちは。ひとりで.comです。
Excel(エクセル)を使用している際に、ゼロを表示しない(0を非表示にしたい)時があると思いますが、本日はその方法について紹介したいと思います。
エクセルで0を表示しない(ゼロを非表示)にする3つの方法
Excel(エクセル)を利用して、ゼロを非表示にするための方法について、本日は説明して行きたいと思いますが、どういった場合に0を表示させたくないことがあるでしょうか?
例えば、まだ入力していない部分、ゼロという文字列が未入力(未記入)なのかを判断するためにゼロは表示したくない…などと言ったことがあるかと思います。そういった際にどのようにExcel(エクセル)上で設定すればよいのか…を紹介していきたいと思います。
*Excel 2010 for Macでの説明となります。
オプションダイアログにてゼロを表示させない
Excel(エクセル)にはオプションダイアログ、というものがあります。これはすなわち、Excel(エクセル)全体の設定を行うもので、この設定下において、「0を表示させない」という設定にしておくことによって、ゼロを非表示にすることができます。
では、実際にどのように設定すればよいかについて見ていきましょう。
例として以下のようなデータを用意しました。こちらのデータでは、各支店の売上を羅列しております。単価×個数で売上の合計値を出しておりますが、個数がゼロになっている箇所もあります。こちらのゼロの部分について、非表示にしてみましょう。
まずは、グローバルメニューにある[Excel]から[環境設定]を選択します。
[環境設定]を押すと、[Excel 環境設定]というポップアップが出てきますので、この中から[作成]の[表示]を選択します。
[表示]を押すと、また別のポップアップが表示されますので、[ウィンドウオプション]の中の[ゼロ値]を見てください。デフォルトですと、この[ゼロ値]という部分にチェックが入っている状態ですので、このチェックを外してください。
すると…元のExcel(エクセル)データに、戻ると、もともとゼロと入っていた部分が非表示に変わっています。このようにオプションダイアログからシートの環境設定を変更することによって、0を表示しないようにすることが可能です。
セルの書式設定にてゼロを表示させない
それでは、次にセルの書式設定を利用してゼロを表示しない方法について説明していきたいと思います。
セルの書式設定はグローバルメニューのうちの[セル]という部分を選択します。
[セルの書式設定]というポップアップが出てきますので、その中の[表示形式]から[ユーザー定義]を選びます。この[種類]のところにて
#,###
と入力します。
この「#」の意味は、
1桁の数字を示します。# の数だけ桁数が指定され、その有効桁数しか表示されません。また、余分な 0 も表示されません。
ということになります。
[セルの書式設定]が終わったら以下のように、ゼロが非表示になります。
条件付き書式設定でゼロを表示させない
最後に条件付き書式設定を使ってゼロを表示させない方法について説明していきたいと思います。
条件付き書式設定の使い方については
Excel(エクセル)にて条件付き書式設定を扱う場合は、設定をしたいセルを選択した上で、[書式]から[条件付き書式設定]を選択します。
[条件付き書式設定]を押すと、[ルールの管理]というポップアップが出てきますので、左下にある[+]ボタンを押します。
すると、新しい書式のルールを設定する画面が出てきます。[書式ルールの編集]ページでゼロを非表示にする設定をしたいと思います。
スタイル:クラシック
指定の値を含むセルだけを書式設定
「セルの内容」「次の値に等しい」「=0」
書式を「文字:白色」「背景:白色」
に設定して[OK]ボタンを押します。
[OK]ボタンを押すと、再度[ルールの管理]の画面に戻りますので、ルールを再度確認してください。問題なければ、[OK]ボタンを押してください。
[OK]ボタンを押すと、以下のようにゼロの部分が非表示になりました。
※とはいっても、セルの書式設定を使って「0」の色を白くしただけなので、実際にセル上から数値を消しているわけではないので、ご注意ください。
いかがでしたでしょうか?
- オプションダイアログにてゼロを表示させない
- セルの書式設定にてゼロを表示させない
- 条件付き書式設定でゼロを表示させない
という3つの方法でゼロを非表示にする方法を紹介しました。
それぞれ特徴がありますので、どういった状況でどの範囲を表示させたくないのかを把握した上で適切な方法を選択してください。