Excel(エクセル):ファイルにパスワード設定 / 解除する方法

Excel(エクセル)パスワード設定0
LINEで送る
Pocket

 

 

 

 

こんにちは。ひとりで.comです。

今日はExcel(エクセル)でのパスワードの設定方法と解除方法について解説していきたいと思います。

 

 

 

エクセルファイルにパスワード設定する方法  / 解除する方法

 

 

Excel(エクセル)ファイルにはパスワードを設定する事ができます。誤って別の人に送ってしまった場合や共有フォルダに保存しており、他の人に見られないようにする場合に備えてパスワードを設定することができます。パスワードを設定することでセキュリティ対策にもなりますので、特に重要なデータが含まれている場合個人情報が含まれている場合などは、パスワード設定を行い、セキュリティ強度を高める事をオススメします。

 

 

 

 

Excel(エクセル)ファイルにパスワードを設定する方法

Excel(エクセル)ファイルにパスワードを設定する場合、大きく分けて2種類のやり方があります。ひとつ目は指定したパスワードでファイルを開くのに対してパスワードを要求する「読み取りパスワード」。そしてふたつめは書き込みを制限する「書き込みパスワード」の設定です。それぞれについて見ていきましょう。

 

 

 

 

読み取りパスワードを設定する

読み取りパスワード」とはファイルを開くのに必要なパスワードの事を指します。このパスワードを設定することでファイルのセキュリティ強度があがりますので、重要な情報が含まれているファイルや個人情報が含まれているファイルをメールで送る際などに設定しておくと良いでしょう。

 

では具体的に、そのパスワードの設定方法について見ていきましょう。

 

まず、任意でExcel(エクセル)ファイルを開きます。ファイルを開いたら、メニューの[ファイル]から[名前を付けて保存]を選択します。

Excel(エクセル)パスワード設定1
Excel(エクセル)パスワード設定1

 

 

 

[ファイルを付けて保存]を押すと以下のような画面に切り替わります。この画面で、画面下の方にある[オプション]を押します。

Excel(エクセル)パスワード設定2
Excel(エクセル)パスワード設定2

 

 

[オプション]ボタンを押すと[保存オプション]のポップアップ画面が表示されます。今回は読み取りパスワードを設定しますので、[読み取りパスワード]の欄に任意のパスワードを設定します。パスワードは大文字小文字を区別して認識しますので、入力時にCAPがついていないかを確認した上で入力するようにしてください。また、入力したパスワードは見えませんのでその点も注意してください。パスワードの入力が終わったら、[OK]ボタンを押します

Excel(エクセル)パスワード設定3
Excel(エクセル)パスワード設定3

 

 

 

パスワードは2回入力する必要があります。ここで先ほど設定したパスワードとは別のパスワードを入れてしまうと、保存することができません。

Excel(エクセル)パスワード設定4
Excel(エクセル)パスワード設定4

 

 

 

 

上記までで、パスワード設定が完了しています。パスワード設定が完了したら、今度はそれが機能しているかを見ておきましょう。パスワードを設定したつもりでもされていない事もあったりするので、パスワード設定した後にすぐ確認する癖をつけておくと良いでしょう。

Excel(エクセル)パスワード設定5
Excel(エクセル)パスワード設定5

 

 

次に「書き込みパスワード」について見ていきましょう

 

書き込みパスワードを設定する

 

書き込みパスワード」とは、他の人が開いた時にデータの上書きができないようにするためのパスワード設定です。「書き込みパスワード」を設定しておくことで、データが改竄されないようになります。

ひとつ目の「読み取りパスワード」とはまた別の機能となりますので、この書き込みパスワードのみを設定した場合、パスワードを知っている人のみが上書きができるようになり、パスワードを知らない人は、ファイルを閲覧することだけ可能となります。

 

 

先ほどと同様に[ファイル]から[名前をつけて保存]を押します。

Excel(エクセル)パスワード設定1
Excel(エクセル)パスワード設定1

 

 

 

 

[ファイルを付けて保存]を押すと以下のような画面に切り替わります。この画面で、画面下の方にある[オプション]を押します。

Excel(エクセル)パスワード設定2
Excel(エクセル)パスワード設定2

 

 

 

 

[オプション]ボタンを押すと[保存オプション]のポップアップ画面が表示されます。今回は書き込みパスワードを設定しますので、[書き込みパスワード]の欄に任意のパスワードを設定します。パスワードは大文字小文字を区別して認識しますので、入力時にCAPがついていないかを確認した上で入力するようにしてください。また、入力したパスワードは見えませんのでその点も注意してください。パスワードの入力が終わったら、[OK]ボタンを押します

Excel(エクセル)パスワード設定6
Excel(エクセル)パスワード設定6

 

 

 

 

上記でパスワードの設定は完了です。これで、書き込み(上書き)ができなくなりました。ファイルを開こうとすると、以下のような画面が表示されます。正しいパスワードを入力しないと書き込みができません。読み取り専用として、ファイルの中身を見ることは可能です。

Excel(エクセル)パスワード設定8
Excel(エクセル)パスワード設定8

 

 

 

 

 

 

Excel(エクセル)ファイルのパスワードを解除する方法

さて、上述のようにExcel(エクセル)ファイルにパスワードを設定する方法について学ぶことができました。今度は、パスワードが既に設定されているファイルのパスワードを解除する方法について説明していきたいと思います。

基本的に、パスワードを解除するには、パスワードを設定した時と逆の方法にて解除することができます。

 

 

ファイルにパスワードを設定した時と同様に、メニューの[ファイル]から[名前を付けて保存]を選択します。

Excel(エクセル)パスワード設定1
Excel(エクセル)パスワード設定1

 

 

 

 

 

[ファイルを付けて保存]を押すと以下のような画面に切り替わります。この画面で、画面下の方にある[オプション]を押します。

Excel(エクセル)パスワード設定2
Excel(エクセル)パスワード設定2

 

 

 

次に出て来る[保存オプション]のポップアップ画面にて、先ほどは入力した[読み取りパスワード]もしくは[書き込みパスワード]の部分に入っている[●●●●]の部分を削除して、[OK]ボタンを押します。この状態で保存することによって、パスワードが解除されます。

Excel(エクセル)パスワード設定3
Excel(エクセル)パスワード設定3

 

 

Excel(エクセル)ファイルに設定するパスワードは忘れることが多い傾向にあると個人的には思いますので、必要なときのみパスワード設定を行い、不要になったら、パスワード解除をするようにしてください。

 

 

 

スポンサードリンク

パスワードを忘れてしまった場合は

 

もし…Excel(エクセル)ファイルにパスワード設定した後に、パスワードを忘れてしまったら…基本的には、パスワードを解除する方法はありません。もしこれでパスワード解除が簡単にできてしまったら、パスワードを設定した意味がなくセキュリティ強度もよくありません。従って、あきらめるしかないのです。

 

よって、たくさんのファイルに様々なパスワードを設定することはあまり推奨しません。かといって、いつも同じパスワードを使っていたらそれもセキュリティ強度が低いのでパスワードを設定した意味がなくなってしまいます。

 

ただし…どうやらパスワードを解除するようなソフトもあるようなので、本当に重要なファイルでパスワードを忘れてしまった場合は、活用してみても良いかもしれません。

 

 

※私自身、上記ソフトを試したことがないので、このソフトの有効性は保証できませんので予めご了承ください。また、こういったソフトを悪用しないようにしてください。