こんにちは。ひとりで.comです。
前回、エクセルにおけるプルダウンの設定方法を紹介しました。前回の紹介では、リストから特定の文字列を選択肢として出す方法でしたが、指定したい値は必ずしも文字列とは限りません。文字列以外にも数字や日付、時刻なども指定することが可能ですので、今回はそのやり方を見ていきましょう。
エクセルの入力規則にて数値・日付・時刻を選択できるようにする方法
前回紹介した記事は以下の通りです。
入力規則から数値を選択肢とする方法
数値のみしか入らないように入力規則を設定するためには、前回、プルダウンを設定する方法にて説明した、選択範囲を指定した状態で[データ]の[入力規則]を選択します。すると以下のようなポップアップが出てきますので、条件の設定にて[整数]を選択します。
次に、整数のデータ範囲を指定します。今回は[次の値の間]を例にとってその後の挙動を見ていくことにしましょう。どういった条件で設定したいのかによって、この[データ]の部分について指定するようにしてください。
[次の値の間]を指定すると、[最小値]と[最大値]を指定します。今回は、ゼロから9999までの間を例として指定しています。
この入力規則を設定した状態の部分に対して指定した範囲外の値を入れると、以下のようにエラーが発生します。この場合、範囲外の数値に関しては入力することができませんので、注意が必要です。
入力規則から日付を選択肢とする方法
次に入力規則から日付を選択できるようにしましょう。上述と同様に入力規則を指定したい範囲を選択した状態で[データ]の[入力規則]を選択します。
こちらにて、今度は[日付]を選択します。日付を選択し終わったら、いつからいつまでの日付なのかを[次の日付から]で指定します。
これで日付の設定は完了です。この状態で指定した日付以外の日付を入れようとすると…以下のようにポップアップが出て、入力ができないようになります。
プルダウンから時刻を選択肢とする方法
次に時刻の設定方法について見ていきましょう。ここまで説明してきた2つのやり方とほぼ同じやり方となります。
入力規則を指定したい範囲を選択した状態で[データ]の[入力規則]を選択します。そして、[時刻]を選択し[次の時刻から]の箇所にて、入力制限したい時刻を指定します。
上記にて、入力規則の設定は完了です。こちらについても、これまでの数値や日付と同様に指定した時刻以外の数値を入れようとすると以下のように警告が出て、入力することができないようになります。
このように、数値・日付・時刻の入力規則の設定においては、プルダウン形式では出ず、基本的には、設定した数値外のものが入力できなくなる仕組みになっています。
これによって、セル内の数値等を他人に入れてもらう際などは、入力規則を設定しておくことに寄って、全角・半角の表記ゆれができてしまうのを防いだり、指定した範囲外の数値を入れられてしまうことを防ぐ事ができるので、修正する手間を省く事ができます。