こんにちは。ひとりで.comです。
2017年1月28日放送のNEC presentsクロスロードは「アインシュタインラボ」を運営する北原淳氏が登場します。
何かを学ぶためには、自分で体験する以上にいい方法はない
実験を通して体験する楽しさを学んでもらう
神奈川県金沢文庫、ここに理科実験室「アインシュタインラボ」がある。この教室を営むのが北原淳氏(49歳)。近年、小学生を中心に理科離れが進んでいるという。その要因のひとつが事故を避けるため、アルコールランプやマッチといった火や刃物の使用が自主規制されているからだとも言われている。本格的な実験が減ったため、こどもたちの関心が薄れているという。
実験を通して学習をすることによって、活字で学ぶのと比べて脳の動く部分が異なる。例えば羊の心臓に自分でメスを入れることによって、「生命ってすごいんだな」という感動が来る。
”理科離れ”は面白い実験をしていないだけ…こどもたちは面白い事に対してもの凄い興味を持つし、もの凄い集中力を発揮する、そういった環境さえ与えれば「理科って面白い」となるはずだという。
自身の疑問を解決するために一念発起
大学生の頃、授業のありかたに疑問をもっていた北原氏。単位を取るために勉強しなければいけないという授業形態に疑問を持っていたが、大学で自由に研究ができるようになって改めて「自分にとってはこれが面白いのだな」と考えるようになったという。
1995年、大学卒業後、大手進学塾の理科を数学の講師になった。しかし、ここでも点数を取るためだけのカリキュラムが存在していた。10年経った頃、ひとりの生徒の言葉に揺れ動かされます
「先生、なんでこんなこと勉強しなきゃいけないの?」
それに対して北原氏は
「そりゃ、ここの学校に受かるためにこれだけ点数取らなきゃいけないんだよ」
そう言葉にした瞬間、
「違うよな…これ」
と改めて考えさせられた、という。
そこから、自身の信じる事をやることができる理科実験教室を立ち上げた。設立から13年になる。今では、神奈川県・東京都に4校、幼児から中学生まで合計400名の生徒、講師15名を抱えるほどになった。
理科の実験は…
予想して実験して結果が出て検証する
という流れ。
この流れは、実社会でも全く同じことが起きている。
世の中に出たらこれを常に行っていくことになるので、その訓練にもなるという。