こんにちは。ひとりで.comです。
2017年2月16日にGoogleスプレッドシートに新機能が追加されました。細かいアップデートではありますが、スプレッドシートを多用する人にとっては非常に有り難い機能となっております。Googleスプレッドシートのアップデートは、あまり大々的に発表していない(ように私は感じます)ので、この記事にて内容を理解して頂けると良いかと思います。
Googleスプレッドシート / リンク先にシートやセル、セルの範囲を指定する方法
Googleスプレッドシートでリンクを設定する
まずは、これまで利用可能だったGoogleスプレッドシートでのリンクの設定方法について説明していきたいと思います。今回追加された新機能のみを知りたい方は、この段落は飛ばして頂き、次の項目をご覧ください。
まず、セルに文字列が入った状態のスプレッドシートを用意します。
![スプレッドシート リンクの設定](https://i1.wp.com/hito-ride.com/wp/wp-content/uploads/2017/02/spreadsheet_link01.png?resize=700%2C454)
次に、リンクを貼りたいセルにカーソルを合わせて、その状態のまま、メニューから[挿入]→[リンク]を選択します。
![スプレッドシート リンクの設定02](https://i0.wp.com/hito-ride.com/wp/wp-content/uploads/2017/02/spreadsheet_link02.png?resize=700%2C472)
すると、ポップアップで、リンク先のURLを入力する項目が出てきますので、ここにリンク先として飛ばしたいURLを挿入し、[適用]ボタンを押します。
![スプレッドシート リンクの設定03](https://i1.wp.com/hito-ride.com/wp/wp-content/uploads/2017/02/spreadsheet_link03.png?resize=700%2C430)
すると、以下のように青字に下線がひかれた表示に変わり、HYPERLINK関数が適用されているようになります。
![スプレッドシート リンクの設定04](https://i2.wp.com/hito-ride.com/wp/wp-content/uploads/2017/02/spreadsheet_link04.png?resize=700%2C426)
このように、特定のセルについて、リンクを貼ることによって、簡単にそのセルから文字列が指し示すURLにジャンプすることができるようになります。
なお、この設定はExcel(エクセル)でも実現可能です。この場合、HYPERLINK関数という関数を用いる事で実行できますので、詳細を知りたい方は以下の記事を参考にしてみてください。
セルの範囲を指定して、リンク先にジャンプする設定
さて、ここからがこの記事の本題です。Excel(エクセル)にも同様の機能はありますが、ついにGoogleスプレッドシートにもセルの範囲を指定するリンク作成の方法が実装されました。使い方は非常に簡単なので、この使い方と、それを用いた応用編について紹介していきたいと思います。
リンク先にセルを指定する
以下がGoogleスプレッドシートに追加された新機能です。リンク先にセルの範囲を指定することができるようになっています。ここからは、具体的な使い方について見ていきたいとおもいます。まず、適当な文字列を用意します。リンク先がセルの範囲(F2からG3まで)を指定するように設定してみたいと思います。
![スプレッドシート リンクの設定05](https://i0.wp.com/hito-ride.com/wp/wp-content/uploads/2017/02/spreadsheet_link05.png?resize=700%2C368)
セルにカーソルをあわせた状態で、先ほど同様にリンクのポップアップを出すのですが、今回はショートカットを用いてリンクを設定したいと思います。
[Windows] Ctrl + k
[Mac] Command + k
のいずれかで、リンク先の設定画面を出すことができます。その中に「リンクを追加するセルの範囲を指定する」という箇所が出てきますので、こちらを選択します。
![スプレッドシート リンクの設定06](https://i1.wp.com/hito-ride.com/wp/wp-content/uploads/2017/02/spreadsheet_link06.png?resize=700%2C481)
「リンクを追加するセルの範囲を指定する」というボタンを選択すると以下のように、[データ]というポップアップが表示され、セルの範囲を指定することができるようになります。ここでは、F2からG3までのセル範囲を指定します。
![スプレッドシート リンクの設定07](https://i1.wp.com/hito-ride.com/wp/wp-content/uploads/2017/02/spreadsheet_link07.png?resize=700%2C429)
セル範囲の指定が完了したら、[適用]ボタンを押します。これで設定は完了です。
![スプレッドシート リンクの設定08](https://i2.wp.com/hito-ride.com/wp/wp-content/uploads/2017/02/spreadsheet_link08.png?resize=700%2C406)
文字列にカーソルを合わせるとリンクが出てきますので、このリンクを押します。
![スプレッドシート リンクの設定09](https://i0.wp.com/hito-ride.com/wp/wp-content/uploads/2017/02/spreadsheet_link09.png?resize=700%2C408)
すると、先ほど指定したセル範囲にカーソルが移動されます。このように、リンク先にセル範囲を指定することができるようになります。
![スプレッドシート リンクの設定10](https://i2.wp.com/hito-ride.com/wp/wp-content/uploads/2017/02/spreadsheet_link10.png?resize=700%2C363)
スプレッドシートでの賢い使い方
では、このリンク先にセル範囲を指定する方法をどのように活用すれば良いでしょうか?ここでは、もう少し実用的な例を用いて説明していきたいと思います。
まず、以下のようなシートを作成します。このスプレッドシートは、複数のデータが混在しているスプレッドシートであるという前提です。シートが多岐にわたる場合、どこにどういったデータがあるのか、作った本人以外にはわかりにくいものです。従って、このように目次を作ってあげると開いた人からするとわかりやすくなります。
![スプレッドシート リンクの設定11](https://i1.wp.com/hito-ride.com/wp/wp-content/uploads/2017/02/spreadsheet_link11.png?resize=700%2C403)
そして、シートや場合によっては、シート内のセル範囲を指定してそこからリンクとして飛べるように設定することによってより使い勝手の良い目次を作ることができます。
![スプレッドシート リンクの設定12](https://i2.wp.com/hito-ride.com/wp/wp-content/uploads/2017/02/spreadsheet_link12.png?resize=700%2C428)
この目次からリンク先にジャンプすることによって、指し示したい表をセル範囲で指定することができます。
![スプレッドシート リンクの設定13](https://i2.wp.com/hito-ride.com/wp/wp-content/uploads/2017/02/spreadsheet_link13.png?resize=700%2C433)
このように、全ての目次をセル範囲やシート単位で指定することで、全体像の見えるスプレッドシートを作成することができます。
![スプレッドシート リンクの設定14](https://i0.wp.com/hito-ride.com/wp/wp-content/uploads/2017/02/spreadsheet_link14.png?resize=700%2C407)
いかがでしたでしょうか?スプレッドシートのアップデートとしては非常に細かいアップデートといえるかもしれませんが、これを有効活用することによって、複数人でスプレッドシートを使う際の効率性がアップします。