こんにちは。ひとりで.comです。
皆さんはウォーターフォールチャートというグラフをご存知ですか?
日本語では「滝グラフ」とも言われています。グラフの各要素を分解して滝のようになっていることから命名されています。
今日はExcel(エクセル)でのウォーターフォールチャートの作り方について説明していきたいと思います。最後にウォーターフォールチャートのテンプレートも用意しましたので、ダウンロードして使ってみてください。
要素分析に使えるウォーターフォールチャート
【目次】
ウォーターフォールチャートとは?
ウォーターフォールチャートは日本語では、滝グラフとも呼ばれます。以下のようなグラフの事を指します。
ウォーターフォールチャートは以下のようにWikipediaでは説明されています。
滝グラフ(たきグラフ、英語:Waterfall chart)は正負の値の累積的影響を判断する際に役立つ可視化用グラフである。 レンガが宙に浮いているように列が表示されることから、飛行レンガグラフ(英語:flying bricks chart)やマリオ (ゲームキャラクター)グラフ(英語:Mario chart)として知られている。 金融用語で「橋」と呼ばれることも多い。 戦略的コンサルティング会社であるマッキンゼー・アンド・カンパニーにより、顧客向けプレゼンテーション手法として普及した。[1][2] インベントリ分析や性能解析などの多様な定量分析にて利用されている。
出典:Wikipedia
どういう要素で作られているかが視覚的にわかるため、プレゼン資料などに使われることが多いようです。
ウォーターフォールチャートの作り方
ウォーターフォールチャートは、通常のExcel(エクセル)では、グラフの種類として用意されておりません。したがって、少し工夫をして作成する必要があります。
以下では、このウォーターフォールチャートの作り方について説明していきたいと思います。
まずはウォーターフォールチャート完成イメージです。
ウォーターフォールチャートを作るにあたって、元となる数字の部分の入力方法が肝となりますので、そちらを見ていきましょう。
グラフの構成としては、以下のようになっていると考えていただけると理解しやすいかと思います。ウォーターフォールチャートのグラフは以下の4つのグラフの積み上げグラフとなっています。このうち③の部分については、最終的に色を透明にしています。
表の一番左の列に目標となる数値を入れます。行は全部で4つほど用意しておき、2行目に目標となる数値を入れるようにしてください。
次に2列目以降について考えていきます。
上記表だと、継続売上という項目となっています。ここでは、例えば来期の目標に対して、行動しなくても売上が成立するものを2列目の項目として使っています。ここは、積み上げグラフの②の構成要素になるので、2行目に入れています。
3列目以降は、商品A・商品Bと記載していますが、どの商品で売上を立てていくのかを示していますが、それぞれの積み上がった部分が次の構成列の下端値になるように数値を入れていきます。
同様に商品Cは商品Bの3行目と4行目の合計値が下端値となります。
こうしてできた表を元に積み上げグラフを作成します。
その後、グラフの色を透明にすることでウォーターフォールチャートが完成します。
これでウォーターフォールチャートの完成です。
ウォーターフォールチャートのテンプレート
ゼロから作るのは面倒という人向けにウォーターフォールチャートのExcel(エクセル)テンプレートを用意しましたので、こちらからダウンロードして変更して利用してみてください。
実際に触ってみてどのように動くかを見ていただくことで、作り方を覚えられるかと思います。
Excel(エクセル)ウォーターフォールチャート(滝グラフ)無料テンプレート
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