こんにちは。ひとりで.comです。
Excelを使っていると、様々なところからデータを取り扱うことが多くなります。すると、普段数値として取り扱っているものが、突然文字列になってしまい、うまくその後の作業ができなくなることがあります。特にデータベースからダウンロードしてきた場合など、うまく数値と認められずに並び順の変更や、計算がうまくいかなかったりします。
文字列を数値に変換してくれるVALUE関数
そういった場合、文字列を一発で数値に変換してくれる関数が存在します。それがVALUE関数です。VALUE関数を知っていれば、数値の計算がうまくいかないセルに関しても数値に変換してくれるので分析をこれから行う予定の方や、データベース上からのデータを扱うことのある人はぜひ覚えておいてください。
VALUE関数の使い方
Microsoftの説明ではVALUE関数は以下のように示されております。
数値を表す文字列を数値に変換します。
=VALUE(文字列)
VALUE 関数の書式には、次の引数があります。
- テキスト 必ず指定します。文字列を半角の二重引用符 (“) で囲んで指定するか、または変換する文字列を含むセル参照を指定します。
では実際にどのように使えばよいのか見ていくことにしましょう。
例えば以下のような事が起こったことはないでしょうか?
上記のように、数値を入れたはずなのに、なぜか左に寄ってしまっています。また、セルの左上に緑色のマークがついています。これは、「数値ではなく、文字列です…」ということを表しております。すなわち、このままでは計算等ができなくなってしまいます。こういった事象は通常ではあまり発生しないのですが、他のデータベースからデータを抜き出してきた時などに発生することがあります。
こういった場合、文字列となっている部分を数値に変更してあげる必要があります。その際に文字列を数値に変換できるのがVALUE関数となります。
上記のように
=VALUE(B4)
という形で入れてあげます。すると…
普段数値を入れた時のように右寄せに文字が並び、左上のマークが消えました。この状態が数値として入力されている証拠となります。
こういった事象自体はあまり出現機会は少ないかもしれないですが、いざという時に出てくる可能性があります。左上に緑のマークが出てきた際は、通常と何か別の事象が起きてる可能性がありますので、注意深く見て何が起きているのかという部分について確認するようにしましょう。