こんにちは。ひとりで.comです。
Excelを使用する中で、日付を使うことが多々あるかと思います。以前にも日付に関する関数として、TODAY関数やNOW関数など、現在の日付・時間を表す関数をいくつか紹介してきました。しかし、上記のような関数よりも実際の仕事においては、日付と日付の間の期間を表示させなければならないことの方が多いように思います。
日付データから期間を算出できるDATEDIF関数
そこで、DATEDIF関数という関数が役に立ちます。今までの知識ですと、単純に日付と日付を引き算するしかありませんでした。
しかし、単純な引き算では、日付しかわかりませんよね?
実際の現場では、単純な引き算の日付も必要ですが、その期間は何年なのか、もしくは何ヶ月なのか…という事を求められることも多々あります。
そんな時にDATEDIF関数が役にたちます。
年数・月数・日数を計算してくれるDATEDIF関数
Microsoftの説明ではこの関数自体の説明はなく、実際の使用例が書かれております。
=DATEDIF(開始日,終了日,単位)
開始日 期間の最初の日付または開始日を表します。 日付の入力には、引用符で囲まれた文字列 (例: “2001/1/30”)、シリアル値 (例: 36921、1900 年日付システムでは 2001/1/30 を表します)、他の数式または関数の結果 (例: DATEVALUE(“2001/1/30”)) を使うことができます。
終了日 期間の最後の日付または終了日を表します。
単位 返される情報の種類を指定します。
単位の部分は以下の6分類となります。
単位 | 戻り値 |
“Y” | 期間の年数です。 |
“M” | 期間の月数です。 |
“D” | 期間の日数です。 |
“MD” | 開始日から終了日までの日数です。 日付の月数および年数は無視されます。 |
“YM” | 開始日から終了日までの月数です。 日付の日数および年数は無視されます。 |
“YD” | 開始日から終了日までの日数です。 日付の年数は無視されます。 |
DATEDIF関数を使って、年数・月数・日数を算出する
では実際にDATEDIF関数を使って年数・月数・日数を算出してみることにします。
まずは年数を割り出してみましょう
=DATEDIF(B4,C4,”Y”)
と入れました。結果は…
「1」と出ました。すなわちDATEDIF関数によって、年数が算出されたわけです。
では次に同様に月数を算出してみましょう。こちらは先ほど”Y”と表示した部分を”M”に変更します。
=DATEDIF(B5,C5,”M”)
と入力します。すると結果は…
「13」と表示されました。月数が算出されました。
※日数に関しても同様にDATEDIF関数を入れることによって、「404」という数値が出ることになりますが、こちらに関しては単純な引き算と同様なので以下での説明は省略したいと思います。
このように、DATEDIF関数を使うことによって、日付と日付の期間(年数・月数)を簡単に割り出すことができます。特に年数がまたがる際の月の計算などはいちいち面倒なので、DATEDIF関数をうまく活用して、期間の算出をおこなってみてください。