こんにちは。ひとりで.comです。
前回、Excel関数のひとつDATEDIF関数について紹介しましたが、使い方はなんとなくわかったが、いまいちどういう場面で使えばよいか想像できない、という方もいらっしゃったかと思います。今日は、DATEDIF関数をどういう場面で使えるのか…ということについて、紹介していきたいと思います。
TODAY関数とDATEDIF関数を組み合わせて年齢を自動計算する
例えば仕事上で使える例として、まずは年齢を自動計算する方法について説明していきたいと思います。例えば、人事部や総務部など社員情報を扱っている方が、社員の誕生日を元に今日までの年齢を割り出す…ということができます。しかもTODAY関数と組み合わせることによって開いた当日の実年齢を出すことができます。
まずは以下の図を見てみましょう。
※上記データはダミーデータです。実際の人事情報ではありません。
このように人事情報が並んでおります。E列の誕生日データを元にG列に年齢を数式を用いて入れてみましょう。
その前におさらいです。DATEDIF関数はどのような引数とともに使えば良かったでしょうか?
=DATEDIF(開始日,終了日,単位)
開始日 期間の最初の日付または開始日を表します。 日付の入力には、引用符で囲まれた文字列 (例: “2001/1/30”)、シリアル値 (例: 36921、1900 年日付システムでは 2001/1/30 を表します)、他の数式または関数の結果 (例: DATEVALUE(“2001/1/30”)) を使うことができます。
終了日 期間の最後の日付または終了日を表します。
単位 返される情報の種類を指定します。
上記のような形式でしたね。今回、年齢を入れたいので、年数だけを出してくることとしましょう。
=DATEDIF(E2,TODAY(),”Y”)
という形で数式を挿入しました。関数の中に関数を入れることによって、終了日を可変にしています。こうすることで常に最新の日付を元に計算することができます。
結果は…
年齢を表示することができました。定年退職が近い方など…を探すのに便利ですね。笑
DATEDIF関数を使って入社日データから勤続年数を求める
さて、これと同様の方式で勤続年数を割り出すこともできますね。やり方はほとんど同じです。ただし、今回は、年数ではなくて月数を出してみることにしましょう。
入社日のデータを元に、TODAY関数を使って、勤続年数(月)を割り出してみたいと思います。
=DATEDIF(E2,TODAY(),”M”)
月数をカウントしたいので、”M”を用いました。
このような形で勤続年数(月)を割り出すことができました。
このようにDATEDIF関数は一見するとあまり使いみちがないようにも見えますが、実は色々と使える関数である事がわかったかと思います。
Excelの関数は、基本的に単体では使う機会が少ない関数も多くあります。なるべく実用的な使い方についてこのブログでは説明していく予定ですが、こういった形で組み合わせて使う使い方に慣れると、より効率的なExcel Lifeが送れるはずです。