こんにちは。ひとりで.comです。
今日は少しマニアックな関数ですが、Excelを使っているとどうしても陥りがちな悩みを解決してくれるCHAR関数について紹介していきたいと思います。
このCHAR関数自体はあまりそれ自体では使いみちがないように見られがちですが、実は実用性のある関数だったりします。その使用例も含めて見ていきます。
指定された文字を示すCHAR関数
1から255までの数値、8481から39038までの数値が指定できます。数値を指定することで内部的に指定されているコードを表示させるのがこのCHAR関数です。
Microsoftの説明には以下のように書いてあります(あまり詳しくこちらは説明されておりません。)
数値で指定された文字を返します。 CHAR 関数は、他機種のコンピューター上にあるファイルから取得したコード ページ番号を文字に変換する場合などに使用します。
=CHAR(数値)
CHAR 関数の書式には、次の引数があります。
数値 必ず指定します。 変換する文字を表す 1 ~ 255 の範囲内の数値を指定します。 文字は、コンピューターで使用されている文字セットから返されます。
あまりよくわからないですね…CHAR関数については、上記の意味を理解するというよりも、これから説明する用法について理解していただければ概ね問題ないかと思います。
CHAR関数を使って、数式内で改行を行う。
数式を使って文字列や数式を組み合わせる事があるかと思いますが、これまでのやり方ですと原則セル内での改行がうまく反映されません。しかしそれは「改行」という表現が数式内でうまく表現されていないというのが主な要因です。これを示してくれるのがCHAR関数です。
上記のような住所表示に関して…数式内で「&」にて繋ぐことはできますが、これを改行することはできますでしょうか…。団順に数式の中に改行を入れることはできませんし、セルの文字列の中に改行を入れても無視されてしまいます。こういった時にCHAR関数を使うと改行を反映させることができるようになります。
上記のようにCHAR関数を交えて文字列を繋ぐことでそのすぐ下のセルのように改行を数式の中に入れることができるようになります。
CHAR関数はそれ自体ではあまり有用性を感じない関数ですが、このように特徴を考えて使えるようになるとExcel関数のつかえる幅が更に広がるかと思います。