EOMONTH関数 Excel関数(28) – 月末の日付を表示する –

Excel関数 EOMONTH関数2
LINEで送る
Pocket

こんにちは。ひとりで.comです。

今日はExcel関数の中でも月末の日付を表す関数「EOMONTH関数」について紹介していきたいと思います。EOMONTH関数は指定した日付に対してxxヶ月先の月末の日付を表示させることができます。

月末が何日なのか…を考える時は、小さい時に教わった「西向く侍」という言葉を思い出す方も多いのではないでしょうか?すなわち、2月・4月・6月・9月・11月については、月末が31日ではない…(特に2月は28日or29日)となりますね。EOMONTH関数の場合は、うるう年も含めて計算してくれますので、特に2月が絡む場合はこちらを常に利用すると便利です。

 

月末の日付を表示するEOMONTH関数

MicrosoftのページではEOMONTH関数は以下のように記載されております。

開始日から起算して、指定された月数だけ前または後の月の最終日に対応するシリアル値を返します。 この関数を使用すると、月末に発生する満期日や支払日を計算することができます。

=EOMONTH(開始日, 月)

EOMONTH 関数の書式には、次の引数があります。

  • 開始日   必要があります。開始日を表す日付。DATE 関数を使用して、またはその他の数式または関数の結果として日付を入力する必要があります。たとえば、2008 年 5 月の日付を文字列として DATE(2008,5,23) を使用します。場合に問題が発生する日付がテキストとして入力します。
  •     必ず指定します。 開始日から起算した月数を指定します。 “月” に正の数を指定すると起算日より後の日付を返し、負の数を指定すると起算日より前の日付を返します。

    注: 月に整数以外の値を指定すると、小数点以下は切り捨てられます。

 

EOMONTH関数を活用して見積書の入力を簡素化する

EOMONTH関数の使いみちがいまいちわからないという方も多いかと思いますので、ここでは実用性の高いEOMONTH関数の使い方について紹介していきたいと思います。

見積書(請求書)の例をあげて考えてみましょう。

見積書には、その期限をもうけてある場合があります。同じ見積書を持ちだされて、1年後等に再度同じ見積りで…と言われても、その時の情勢によって見積金額は上下する事が予想されます。そういった際、例えば見積りを提出したその月の末日まで…のように設定することがあるかと思います。

Excel関数 EOMONTH関数1
Excel関数 EOMONTH関数1

この場合、「有効期限」の欄にEOMONTH関数を用いて月末を指定すると便利です。また、当月の月末では期限が短い…という場合は、次月の月末を設定することも可能です。

Excel関数 EOMONTH関数2
Excel関数 EOMONTH関数2

=EOMONTH(G3,0)

という形で入力しました。ここで指定したセル「G3」とは見積書(請求書)の発行日となります。この日付から自動的に算出しています。また、2つめの引数である「0」は「当月」を表しています。ここを「1」とすることによって、「次月」を設定することができます。

Excel関数 EOMONTH関数3
Excel関数 EOMONTH関数3

上記のように月末を設定することができました。特に見積書のように重要な書類は、日付等を間違えるとのちのち大きなトラブルが発生する可能性もあります。このように自動的に日付が入るように設定しておくことによって、トラブルを防ぐこともできるようになります。

 

 

にほんブログ村 ネットブログへ
にほんブログ村


インターネット・コンピュータ ブログランキングへ