こんにちは。ひとりで.comです。
今日は小数点以下の数値を切り捨てるINT関数について紹介します。以前、四捨五入をするROUND関数や切り上げを行うROUNDUP関数、切り捨てを行うROUNDDOWN関数については紹介しましたが、こちらはあくまでも指定された桁数によって、数値をどのように処理する必要がありました。いっぽう、本日紹介するINT関数については小数点以下の数値を切り捨ててしまう関数です。使い方をきっちり理解した上で使い分けていきましょう。
小数点以下の数値を切り捨てるINT関数
INT関数はMicrosoftの説明では以下のように記載されております。
指定された数値を最も近い整数に切り捨てます。
=INT(数値)
INT 関数の書式には、次の引数があります。
・数値 必ず指定します。 切り捨てて整数にする実数を指定します。
INT関数の使い方
上記で示したように、INT関数はその引数に数値を入れるだけです。
INT関数でセルを指定することによって、そのセルの数値の小数点以下が切り捨てられます。
INT関数とROUNDDOWN関数の使い分けの注意事項
さて、この記事の最初にて、INT関数とROUNDDOWN関数はほぼ違わない…という話をしましたが、実はほんの少しだけ気をつけなければならない部分があります。それはROUNDDOWN関数との違いです。そして、それは数値がマイナスだった場合に発生します。以下の用法を見て、違いを見ていきましょう。
「-205.101」という数値をINT関数とROUNDDOWN関数で表記しました。
INT関数 ==> -205
ROUNDDOWN関数 ==> -206
となっています。
すなわち、小数点以下の切り捨てがプラスとマイナスどちらが優先されるのか…という部分で違いが出てきます。特にマイナス表記の場合、どちらの数値に寄せたいのかによって、使い分けをするようにしてください。