Excel ゼロから始まる数値を表示 – 数値と文字列の表示について –

Excel ゼロを表示させる4
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こんにちは。ひとりで.comです。

Excelを利用していると、数値ではないがゼロから始まる数値をセル上に表示したいということが出てくるかと思います。しかし、普通に「001」というように入力すると「1」という表示になってしまい、思い通りに表す事ができません。こういった際にどのように「001」と表示すればよいかということについて解説していきたいと思います。

なぜExcelで0が表示されないのか?

これは、優先的に0が数値とみなされてしまっているから…というのが理由です。「01」というように入力される事は、すなわち、数値を入力したんだ…とExcel上では認識され、「0」は不要なものであると認識されます。またそのように入力されたセルは書式が自動で「数値」とされます。

Excelでゼロを表示させる方法

それではどのようにゼロを表示させれば良いのでしょうか?

Excel ゼロを表示させる1
Excel ゼロを表示させる1

例えば上記のように、セルに「001」というように入力していきます。すると、セルの入力を確定させるとどのように表示されるでしょうか…

Excel ゼロを表示させる2
Excel ゼロを表示させる2

このように、「001」と入力したにも関わらず、「1」と表示されてしまいました。これは、001が数値として判断されてしまったからこのように「1」と表示されてしまうことになります。

そういった際は、セルの頭に「’」シングルクォーテーションを加える事によって、それを解決することができます。

Excel ゼロを表示させる3
Excel ゼロを表示させる3

上記のように「’001」というようにシングルクォーテーションをつけて数値を入力することによって、頭のゼロも表示することができます。

Excel ゼロを表示させる4
Excel ゼロを表示させる4

このように「001」と見た目上、表示することができました。

ただし、ここでひとつ注意事項があります。この「001」という表示をする際につけた「’」シングルクォーテーションは「数値を文字列に変換する」という意味を持っています。すなわち何を言っているかと言うと、ここに表示されている「001」というのは、あくまで「文字列」であって、「数値」ではありません。したがって、この「001」を使って、合計値を出したり等の四則演算はできません。あくまで「001」という文字列だとExcel上では認識されておりますので、もし計算等をする必要がある場合は、こちらの「’」シングルクォーテーションは使わないように注意してください。

 

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