こんにちは。ひとりで.comです。
2018年2月4日放送のがっちりマンデーは「昭和ビジネス」特集。
「昭和」の雰囲気がただよいまくっている「恵比寿横丁」の、儲かる仕組みは「じゃんけんで決める」!?
高田馬場にある昭和のゲームセンター「ミカド」、そこはブラウン管が懐かしい、対戦型格闘ゲームの聖地だった!?
相模原の町はずれには、うどんやラーメンが買える、謎の昭和な自販機が大量に並ぶタイヤ市場があった!家族連れにカップルが、集まるワケとは!?
今なぜか儲かる昭和ビジネス
緻密に計算された横丁ビジネス
いま、東京で一大ブームを巻き起こしているもの、それが横丁である。その横丁ブームの立役者が浜倉的商店製作所の浜倉好宣社長である。
いまやご存知のかたも多い恵比寿横丁のプロデュースをしたのが、この浜倉社長である。この横丁、もともとあったものではなく、浜倉社長のコンセプトにもとづいて作られた横丁なのである。
この恵比寿横丁の大ヒットにより
- 有楽町産直飲食街
- 上野産直飲食街
- 新橋産直飲食街
など、浜倉社長プロデュースの横丁風飲食街が増えているのである。
恵比寿横丁は2008年にオープンした。もともと公設市場だった場所で築40年を過ぎたシャッター街となっていた。
こおこに飲食街を作れば必ず流行る…と考え、2年の歳月をかけて地主オーナーたちとの交渉を行った。そして飲食街をつくる権利を得たのである。
そこで、13店舗のテナントを集めて飲食街を作り出したのである。恵比寿横丁の一番の特徴といえば、全体に漂うリアルな昭和感である。
天井も床も元々の市場のままを残しており、この雰囲気がより良い味を出しているのである。通路が狭いのももちろん計算通りで、スペースが狭いぶん、お客さん同士の距離も近くなり、自然と盛り上がるのである。
お店の出店方法についてもかなりアバウトだったらしく、出店場所についてはじゃんけんでその場所を決めたのだという。
現在、恵比寿横丁には20店舗が出店しているが、驚くのはその儲かり具合である。外食店の人坪当たりの売上は大繁盛しているお店で月30万程度であるが、恵比寿横丁では、5倍・6倍のところもあるのだという。ということは、3坪で月450万の売上になるのである。
あの頃のゲームを…ゲームセンターのミカド
高田馬場にあるミカドというお店は、ゲームセンターのお店である。昭和60年のスペースバリアーや昭和58年に発売のスターウォーズ、格闘ゲームのストリートファイターIIなど今ではもちろん生産されていない格闘ゲーム機が100台以上稼働している。
家庭用のゲーム機やスマホゲームにおされて、周りのゲームセンターが潰れていく中、あきらめずに続けていた結果、お客さんが戻ってきたのだという。
さらにこのゲームセンターミカドでは、毎日対戦型格闘ゲームの大会が行われている。参加費は200円と安いが、この大会に参加するために練習を行なうのにお金を落としてくれるのである。また、ネットで大会を中継しているため、地方や世界のゲーマーも集まってくるのである。
月の売上は1,000万円にもなるのだという。
レトロな自販機のラットサンライズ
神奈川県相模原市にある中古タイヤ市場のラットサンライズ。中古タイヤの販売や修理をする会社なのだが、実はこの店舗の敷地内にレトロな自動販売機が並んでいる。
うどん・そばの自動販売機、パンの自動販売機、ラーメンの自動販売機など、昔ながらの自動販売機を2017年の春に設置したところ、あっという間に地元で評判になり、家族やカップルがやってくるようになったという。
もともと古い自販機の収集マニアだった社長が趣味ではじめたのが評判になったのである。
自販機自体、もう開発されていないため、中身の具に関しては、社長が経営する別の場所で毎朝必要な分だけ製造しており、それを自販機に入れて提供しているのである。
この自販機だけで月に300万の売上になるのだという。