こんにちは。ひとりで.comです。
2018年3月31日放送のNEC presentsミライダネは「AIが人間になっちゃう! で仕事もサボれちゃうかも!?」と題して、さまざまな領域で進化を続けるAIについて特集します。
ここ1-2年で爆発的な進化を遂げるAI人工知能。
プロに勝っちゃう将棋AIに瞬時にモノを識別するAIなど、特定の分野に限っては人間が束になっても敵わない実力を発揮し始めている。そして今さらに注目を集めているのが、人間と同じような“人格”をAIに備えさせようという研究。
ベンチャー企業社長の、まさに分身となるAIとは? 0歳児の赤ちゃん状態から人間と同じように学習している赤ちゃんAIってナニ!? そして人に対し気配りのできるAIも登場!
見たことのないこれからのAIが続々登場!
AIが人間になっちゃう! で仕事もサボれちゃうかも!?
パーソナルAIで亡くなった人に質問できる未来が待っている?
東京江東区にあるいま注目のベンチャー企業、オルツ。この企業はP.A.Iというサービスを開発している。P.A.Iとは人格+人工知能を組み合わせたパーソナルAI(Personal Artificial Intelligence)である。
代表の米倉千貴さんの顔をかたどったAIが人の質問に答えてくれるのである。
同じ質問をしても、概ね同じような返答をしてくれるのである。この仕組み、実は社長のFacebookやSNSの投稿、メールなどの膨大なデータを与えることで癖や個性を学習するのである。
社長は、日付・場所・目的という順番で話す癖があると学習しているため、話す順番まで似た形になるのである。さらに、知らないことはインターネット上で検索を行い、話すこともできるのだという。
もともと電子書籍などを作る企業に勤めていた代表の米倉千貴さんは独立しAIに携わるようになった。インターネットの力を使ってどこまでできるかを試そうと考えた時に、自分が10人いたら10倍の仕事ができるのではないかと考えて、PAIという仕組みを作ったのだという。
将来的には、死んだ人をPAIで復活させなくなった人に質問をして回答を得る…ということができないかと考えているのだという。
現在、こうしたある特定の分野に特化したAIが続々と登場しており、将棋AIや作曲AI、歩く姿で人を見分けるAIなどがそれである。
人工知能を専門とする人工知能先端研究センター
進化するAI。最近では人間のように振る舞うAIの開発も進んでいる。東京調布にある電気通信大学には、国内で初めて人工知能を専門とする人工知能先端研究センターができた。
センター長の栗原聡さんは、空気を読むAIの開発を行っている。
空気を読むとはいったいどういうことだろうか。例えば、人間がPCの論文を印刷し、プリンタから紙を取った瞬間、AIがその状況を判断してホッチキスを人間に渡す、といったような行為がそれに当たる。
PCに付けられたカメラで学生の行動を1ヶ月記録し、行動パターンを学習している。それによって、どのタイミングでホッチキスを使うのか、ドリンクを飲むのかなどを学習していたのである。
将来的には、介護などの領域でも使えるようになるように開発を進めているのだという。
2歳と同じ知能をもったロボット:DiGORO(だいごろう)
機会知能システム学専攻 長井隆行教授はDiGORO(だいごろう)という赤ちゃんロボットを開発している。およそ2歳のこどもと同じ知能を持っているのだという。
人間には見たものを心地よく感じたり不快に感じる機能が備わっているのだが、その機能をDiGOROにも取り入れているのだという。
さらに、こどもと同じように言葉も覚えることができる。何回もそのものの名前を繰り返し伝えることで形状や色とともに名前を覚えるのである。