[ミライダネ] ( ゲノム編集 )ガンが治る!? 驚きの遺伝子技術 – 2018年3月24日

ミライダネ
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こんにちは。ひとりで.comです。

2018年3月24日放送のNEC presentsミライダネは「ガンが治る!? 驚きの遺伝子技術」と題して、ゲノム編集を始めとする遺伝子技術に関して特集します。

 

日本人の2人に1人が発症すると言われるガン。医療の進歩で治せるようになってきましたが、手術や抗ガン剤など、体への負担が大きい治療もまだ多いのが現状。

しかし、未来にはガンを注射で治すことができるかもしれない技術が研究されています!それが「ゲノム編集」と呼ばれる、遺伝子を改変する技術。病気を引き起こしている遺伝子に働きかけ、病気を治す驚異の技術、その仕組みに迫ります!

さらに、自治医科大学の花園豊教授は、遺伝子の異常により生まれつき免疫系が正常に働かない病に苦しむ子どもを救うため、ゲノム編集の技術を活用した治療法を研究しています。「子どもの病気をなくしたい」と語る花園教授、その研究内容とは?

また、ゲノム編集の技術は医療の分野だけではなく、養殖の分野でも活用が広がっています。その研究は、ゲノム編集で魚を大きく育てるというもの。

今あらゆる分野で注目を集める遺伝子技術「ゲノム編集」!その進化によって変わる私たちのミライとは!?

 

ガンが治る!? 驚きの遺伝子技術

 

DNAの修復を行うゲノム編集

ゲノム編集
ゲノム編集

出典:サンケイビズ

東京大学理学部では最先端の遺伝子治療に関する研究がすすめられている。濡木理教授がその第一人者である。

皆さんは遺伝子とDNAの違いをご存知でしょうか?

細胞の中心にある核の中にある螺旋状の物質、これがDNAである。そしてそのDNAの中には生き物を形作る情報が含まれている。これが遺伝子となる。

カセットテープで例えるなら、磁気テープがDNAで、音楽が遺伝子である。

そんなDNAはさまざまな要因によって傷がつくことがある。この時、うまく修復できないと細胞ががんに変化してしまうことがある。これががんの仕組みである。

 

濡木理教授が研究しているのが傷がついたDNAの修復である。その方法が「ゲノム編集」というものである。これはDNAを編集する技術である。このDNAの修復作業を行なう酵素がCRISPR-Cas9溶液である。

このCRISPR-Cas9には、狙ったDNAにくっつく特徴を持っており、これを正常なDNAとともに細胞の中に注入すると、目的の傷ついたDNAを発見し、そこに張り付き傷ついたDNAを切断する。そして一緒に連れてきたDNAに入れ替えるのである。この一連の流れがゲノム編集である。

 

現在、マウスによる臨床研究が行われており、その研究においては成果を得られているという。今後は霊長類など用いて臨床研究をすすめていく予定だという。

 

 

 

 

ダイエットに効果が期待できる遺伝子検査キット

 

 

医療分野での遺伝子活用は既に進み始めている。都内にあるとあるクリニックでは、遺伝子を活用した肥満遺伝子検査が行われている。この肥満遺伝子検査では、口腔内の遺伝子を見ることによって、糖質代謝・脂質代謝・筋肉関係の遺伝子を調べることができる。これを調べることによって、どうすれば、脂肪がつきにくくなるかを知ることができる。

この状況は一般の方でも肥満遺伝子検査キットを購入することで調べることが可能である。

 

 

近畿大学で進められるさかなへのゲノム編集

 

和歌山県白浜町にある近畿大学では、ゲノム編集によってマダイを養殖している。ゲノム編集によって、人間が食べられる部分が多いタイを作ることができるのである。

肉の量を増やさないミオスタチンという遺伝子の働きをゲノム編集によって抑えることでこれが実現できているのである。

 

ただし、こうして作られた食品に関しては、何をもって安全とするか…ということが定められていないため、まだ食べることはできないのだという。

 

 

 

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