こんにちは。ひとりで.comです。
2018年3月17日放送のNEC presentsミライダネは「30年で進化した平成の技術と 30年後のミライ技術」と題して、この30年でのコミュニケーションの変化、そしてここから30年後の未来について特集する。
バブル経済で始まった平成の世、この30年間はまさにアナログからデジタルへの大変化の時代
パソコンにインターネット、ポケベルに携帯・・・様々な技術革新が起き、生活スタイルが大きく変わりました。
平野ノラがこの時代を振り返りながら、フロッピーディスクなど当時使っていた商品が今どうなったのか徹底検証!そこには驚きの事実が・・・
そして平成が終わりこれからの未来はどうなっていくのか・・・今回、日本で一番ベンチャー企業を生み出している東京大学へ潜入。
仮想のトカゲ? 視触覚クローン?
見た目も名前もヘンテコな技術を続々発見、でもまさに映画で描かれていたような世界が現実になり始めていました!僕らのミライがここにあった。
30年で進化した平成の技術と 30年後のミライ技術
平成30年で劇的に変わったコミュニケーション手段
(出典:日経新聞)
平成の時代が幕を開けたのが1989年。この年、消費税が3%でスタートした。まだ携帯電話が普及していない頃で待ち合わせもひと苦労だった時代である。
駅での待ち合わせでは、伝言板を活用していた。しかし、平成に入ってすぐに出たのがポケットベルであった。はじめは呼び出し音などがなるシンプルなもので、外回りの営業マンなどが使っていた。
ところが、数字が表示されるディスプレイが付いた途端、数字で文字を表し、ベル文字でメッセージのやりとりをするようになった。
ポケベルによる一方通行のコミュニケーションはすぐに進化し、携帯電話への普及を促した。携帯電話のルーツは1985年に発売されたショルダーホン100型である。鞄並みの大きさで3kgもあったのだという。
さらに1995年には、ウィンドウズ95が発売。4日間で400万本が売れた。ウィンドウズ95の特徴はアイコンと呼ばれる使いやすいコマンドだった。こうして一家に一台のPC時代へと突入していくのであった。
当時国内でダントツのシェアを誇っていたパソコンがNECのPC-98シリーズで国内シェア9割を超える年もあったという。いまだに車や飛行機の部品を作る工場などにおいて、機械が古く、それを操作するパソコン自体もPC-98でないと動かないというものも存在する。
1999年には、インターネットがPC以外にもテレビやワープロにも普及していくようになった。ここで生まれたのがNTTドコモがiモードサービスを発表した。携帯電話同士のコミュニケーションから携帯電話とPCなど、コミュニケーションの幅が一気に広がったといえる。
東大出身者がさまざまなものを発明?
東京大学出身者には、さまざまな技術の発明家がいる。例えば、90年前にはじめて発明されたFAX。その生みの親は東京大学工学部出身の丹羽保次郎さん。1928年、東京大学卒業後、日本電気(現:NEC)にてFAXを完成させた。
はじめてのFAXは京都から東京に送られる昭和天皇即位儀礼の写真だったのだという。他にも八木秀次さんは、1926年にテレビのアンテナを発明した。さらに池田菊苗さんは、1908年に味の旨味成分がグルタミン酸であることを突き止め、のちに味の素を作り出した。
その新しいものを生み出す精神はいまも受け継がれており、東京大学農学部出身の出雲充さんは、2005年ミドリムシの大量培養を成功させ、健康食品や化粧品などへの活用で大きな話題となった。
東大発ベンチャーが世界最小の人工知能搭載型ドローンを開発
最近、大学発のベンチャー企業が増えている。
【2017年度大学発ベンチャー企業数】
1位 | 東京大学 | 245社 |
2位 | 京都大学 | 140社 |
3位 | 筑波大学 | 98社 |
4位 | 大阪大学 | 93社 |
5位 | 九州大学 | 81社 |
6位 | 早稲田大学 | 74社 |
東京大学の本郷キャンパスからほど近くにあるのが本郷飛行機という企業である。この企業は独自でドローンの開発を行っている。本郷飛行機が開発したのが、人工知能(AI)を搭載した世界最小のドローンである。
このドローンはカメラを搭載しており、人やものを認識しており、近づいたりしていくのだという。このドローンはJAXAとも共同開発しており、宇宙ステーション用のドローンも開発した。日本の実験棟「きぼう」で運用されているのである。
30年後には、ペットとしてドローンが飼われるような時代が来るのではないかと考えているのだという。