Google Spreadsheet(スプレッドシート)でグラフを作成する方法

Googleスプレッドシート グラフ6
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こんにちは。ひとりで.comです。

 

 

Google Spreadsheet(スプレッドシート)でグラフを作成してみよう

 

今日はGoogle Spreadsheetでグラフを作成する方法を紹介したいと思います。

[目次]
1.グラフに向いているもの、向いていないもの
2.スプレッドシートでグラフの作成方法
3.グラフ作成時に注意すべきこと

 

 




1.グラフに向いているもの、向いていないもの

グラフは、数値だけでは読みとれない情報を、視覚化してわかりやすくすることを目的に作成された図表、または図形で表したもの。 点、線、面の3要素を基本に作成される。 データの分布、推移、内訳、比較を見るのに適しているが、細かい数値の分析には向かないので、その場合は表を利用する。

 

グラフはみなさんご存知の通り、視覚的に非常にわかりやすいです。ただし、どんなデータでもグラフにすればよいかというとそんな事はないです。

 

例えば、住所録や、従業員名簿など、前後の数値に特に関連性のないものについてはグラフにしても意味がありません。逆に支店ごとの売上や、過去の売上推移、テストの点数など、他種類や過去と比較して意味のあるデータについては、グラフとして示すとその状況をひと目で表すことができます。

 

 

2.スプレッドシートでグラフの作成方法

では実際にスプレッドシートを利用してグラフを作成してみましょう。

 

まずはグラフの元となる表を用意しましょう。

Googleスプレッドシート グラフ1
Googleスプレッドシート グラフ1

 

 

上記のような各支店ごとの売上と利益率を表示した表を作成してみました。これをグラフに変換してみましょう。

 

 

Googleスプレッドシート グラフ2
Googleスプレッドシート グラフ2

 

まず、表を範囲選択した上で、「挿入」から「グラフ」を選択します。

 

Googleスプレッドシート グラフ3
Googleスプレッドシート グラフ3

 

すると、グラフの種類等を選択する画面が出てきますので、「グラフの種類」から「折れ線」を選択して「挿入」ボタンを押します。
*右側にPreviewが出ますので、どういったグラフが作成されるかを確認しながら、グラフの種類を選びましょう。

 

 

Googleスプレッドシート グラフ4
Googleスプレッドシート グラフ4

 

このような形でグラフが作成されました。しかしこのままでは利益率がよくわかりません。これは、売上高と利益率が同じ軸で表示されてしまっているからです。

 

これを正しく表示してあげるには、軸の表示設定をしなくてはなりません。

 

 

Googleスプレッドシート グラフ5
Googleスプレッドシート グラフ5

 

軸の設定を変更するには、まず、赤く示された利益率の線にマウスを合わせ、右クリックを押し、上記のような設定画面を表示させます。

 

そして、まるで囲った右軸のボタンを押します。

 

Googleスプレッドシート グラフ6
Googleスプレッドシート グラフ6

 

上記のように2軸で表示されました。各支店名に対して複数の項目を示したい場合、かつその単位が違う場合は上記のように2軸でグラフを作成することでグラフが非常に見やすくなります。

 

 

3.グラフ作成時に注意すべきこと

(1)グラフの目盛りが適切か

グラフの目盛り表示は各グラフの大きさ、周りの数値との差異をあらわす重要な指標です。従って、目盛りをいくつ刻みにするのか、もしくは、MAX / MINをいくつにするのかは非常に重要になってきます。極端ですが、以下の様なグラフでは全く意味をなしません。

 

Googleスプレッドシート グラフ7
Googleスプレッドシート グラフ7

 

(2)データの単位を必ず示すこと

ここまで例で示したグラフにも言えることですが、単位は必ずつけるようにしてください。そうでないと、その数値が良いのか悪いのか、どのくらいの規模なのか…を正当に判断することができません。

 

(3)比較できないデータをグラフにしない

これも当たり前の事ですが、グラフはあくまで横並びにして比較したいデータをグラフに表し、視覚的に見やすくするものです。従って、比較できないデータをグラフにしては意味がありません。上記の例で言うと、この中に「福岡支店の売上個数」のデータを挿入しても全く意味がありません。

 

 

(4)すべてを表現できる完璧なグラフなど存在しない

グラフを作ろうとすると、色々なデータをひとつのグラフの中で表現したいと考えてしまう人が非常に多いように思います。しかしながら、グラフはそこまで完璧ではありません。グラフを使用する場合は、何を主張したいのか…をしっかり考えた上で作成するようにしましょう。あれもこれも…とグラフの中に表現しようとすると、何が主張したいことなのかがわからなくなるのと、そもそも複雑すぎることはグラフで表現できません。

 

グラフを利用すると、これまで数字のみの羅列でわかりにくかったことが、視覚的にわかりやすくなります。しかし、注意事項でも示したように、そのグラフが表したいことをきっちり明確化した上で適切なグラフを作成するように心がけましょう。

 

 





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