[がっちりマンデー!!]( 梅の花 / ゆこゆこ / みちのり )ランクインしてるけど知らない会社 – 2018年5月27日

がっちりマンデー
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こんにちは。ひとりで.comです。

2018年5月27日放送のがっちりマンデーは「ランクインしてるけど知らない会社 」と題して飲食チェーンの梅の花、シニア向け旅行予約サイトゆこゆこ、東北バス連合みちのりを紹介する。

 

あんまり知られていないのに、それぞれの業界でランキングの上位に入っている会社がある。そこにはどんな秘密が隠されているのか?

 

ランクインしてるけど知らない会社

 

利益率1%でも長期戦略で経営する和食レストラン梅の花

 

外食チェーンの満足度ランキングで堂々第二位にランクインしている会社をご存知だろうか。

順位 飲食店名
1 とんかつ濱かつ
2 梅の花
3 サブウェイ
4 叙々苑
5 焼肉きんぐ
6 すし銚子丸
7 バーガーキング
8 スープストックトーキョー
9 モスバーガー
10 しゃぶ葉

 

福岡県久留米市に本社がある梅の花。この梅の花は1986年に湯葉と豆腐のお店「梅の花」としてオープンした和食レストランである。

そんな梅の花の特徴は、お店がゴージャスなところである。店内は高級料亭のような作りになっている。現在、全国74店舗を展開している。

店舗を豪華にしているのはある理由があるからである。

それは、お客さんが、お祝いの席や法事の席などで利用するからである。お客さんの半分が、特別な日として利用しているのである。

そのため、お食い初めのときに使う、歯固め石や米寿の祝いの黄色いちゃんちゃんこも常備し、記念写真をとって、写真飾りに仕立ててくれるのである。

トータルの客単価は3,900円で利益率がたったの1%だという。普通の飲食店の利益率が8%のため、相当程度低いのである。

梅の花の戦略は1回1回の利益を追うのではなく、長くお客様に使ってもらうことを戦略としているため、利益率が低くても長く儲けることができるのである。

現在、全店の売上は170億円にものぼっている。

 

 

 

シニアに優しい旅行予約サイト:ゆこゆこ

 

オリコン発表の旅行予約サイト満足度ランキングで6位にランクインしているのが、ゆこゆこという会社である。

【オリコン発表、旅行予約サイトランキング】

順位 旅行予約サイト
1 JALパック
2 ANA SKY WEB TOUR
3 一休.com
4 じゃらん.net
5 JR東海ツアーズ
6 ゆこゆこネット
7 クラブツーリズム
8 JTB
9 阪急交通社
10 楽天トラベル

 

ゆこゆこネットは温泉宿の予約に特化した宿泊予約サイトで、全国の温泉宿の掲載数は2,500軒にものぼる。そして、ゆこゆこネットの利用客の8割が50歳以上の方なのだという。そして、利用者は平日利用が多いのだという。

シニアの方は今でもネットではなく紙の方が好まれるため、無料会員登録を行うと、2ヶ月に1回、会員誌の「ゆこゆこ」が届けられる。

この会員誌はシニアの方向けの情報が盛りだくさんで、例えば、温泉宿の情報には、エレベータの有無が掲載されていたり、電話での予約が7割にもなるため、どのページにも電話番号が大きく記載されている。多い日にはコールセンターに1万件の電話が入るという。

 

さらにゆこゆこネットの営業担当は、掲載している温泉宿に定期的に訪問し、施設の状況などを確認している。例えば、階段の段数が12段以上ある場合は、それをお客様に必ず案内するようにしたり食事会場が椅子なのか、客室はベッドが使えるかなど細かいところをチェックしているのだという。

 

現在、こうした気配りの甲斐もあって、会員数は700万人、売上は78億円にものぼるのだという。

 



 

 

 

地方の高速バスをまとめて規模の経済性を働かせるみちのりホールディングス

 

豪華な寝台バスや鉄道系バス会社の中に割って入っているのがみちのりホールディングスである。

【高速バス売上高ランキング】

順位 高速バス
1 ウィラーエクスプレスジャパン
2 みちのりホールディングス
3 JR四国バス
4 富士急行
5 JRバス東北
6 平成エンタープライズ
7 両備ホールディングス
8 小田急箱根高速バス
9 遠州鉄道
10 一畑バス

 

みちのりホールディングスは、経営が大変だった東北地方の7つのバス会社がタッグを組んで生まれた会社である。だからみちのりと聞いてもわからないのである。

また、いくつものバス会社がみちのりに入ってから赤字から黒字に転換しているのだという。いったいどんな仕組みなのだろうか。

みちのりの儲かり作戦のひとつは、長距離バスの共同運行である。例えば、名古屋駅から東北までをつなぐ高速夜行バス、今まではお客さんがそんなにいないということでなかった路線なのであるが、福島県の福島交通と栃木県の関東交通が連携し、福島駅から栃木県の宇都宮駅経由で名古屋駅までの路線を作ってしまった。

両方の街のお客さんをのせることができるため、黒字路線にすることができたのである。

 

さらに…岩手県北バスで2015年にスタートさせたのが、ヒトものバスである。後ろの後部座席を潰し、そこを荷台スペースにし、ヤマト運輸とコラボレーションすることで、乗客と一緒に宅急便の荷物も載せて人と荷物を運んでしまうのである。

地方の高速バスは、朝と夜は通勤や通学などで混雑するが、昼間は空席が目立つ。その特徴を活かして空いているスペースを活用して売上に転換するということで売上を上げているのである。

こうした取り組みでみちのりホールディングスは売上高56億円となっている。

 

 

 

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