こんにちは。ひとりで.comです。
2018年6月3日放送のがっちりマンデーは「スゴい会社続々!「僕たち上場しました2018」」と題して
今回のテーマは「僕たち上場しました!2018」。株式が上場するということは、つまり儲かっているってこと!?ということで、最近上場したスゴイ会社のスゴイビジネスに迫ります!
業界初!?覆面調査で上場した会社の秘訣は「2ストライク1ボール」ってどういうこと?
福井県で10年ぶりの上場!その理由は福井ならではの地の利を活かしてアレを大量に抱えているから!これを見れば来年自分も上場しちゃうかも?な30分です!
僕たち上場しました!2018
中古リノベーション住宅販売のカチタス
東京都中央区新川にある株式会社カチタスという会社は2017年12月に東証一部に上場を果たした。この株式会社カチタスは中古の住宅をお客さんから買い取り、その住宅をリフォーム・リノベーションして、新しいお客さんに提供するというビジネスモデルを展開している。
これだけ聞くとリフォーム会社のように思えるが、カチタスには大きな特徴がある。
通常リフォームと言うと、家主自身が住宅をリフォームして、それを売りに出して、販売するとう形態が多いが、カチタスの場合は住宅自体をカチタスが買い取り、それをカチタスがリフォームして販売するという形態をとっている。
実際カチタスのホームページには現在1,500棟以上の物件が並んでいる。値段も1,000万台が中心とかなりリーズナブルである。そして年間3,000棟〜4,000棟の物件を売買しているのだという。
しかし、これだけ地方の空き家の問題が起こっている状況の中で、売れなかったらどうしているのだろうか。
カチタスは、そうした売れ残りが発生しないように、その家をリフォームしたら本当に売れる家になるのか…を買い取る際に見極めるのである。
カチタスが家を買い取る際に大事にしているポイントが
- 床下にシロアリの痕跡がないこと
- ひどい雨漏りがないこと
である。
買い取りから販売までの目安としては、
800万円で家を買い取り、400万円でリフォームを行う。そして、1,300万円で販売する、というのがカチタスのやり方である。
一番売れる家は、30代夫婦と子供一人が住む家をイメージしたリフォームなのだという。
昨年の売上高は700億円で、住宅販売数日本一の会社を目指しているのだという。
ありそうでなかったユニフォーム専門通販のユニフォームネクスト
福井県福井市にあるユニフォームネクストという会社は、2017年7月に東証マザーズに上場した。福井県の会社の新規上場は10年ぶりの快挙なのだという。
このユニフォームネクストは働くひとが着用するユニフォームをネット通販で販売するビジネスを行っている。
ありがちなビジネスモデルにも思えるが、このユニフォームネクストの最大の特徴が納品の早さである。午前中に注文をもらえればその日のうちに出荷できる体制をとっている。
それを可能にしているのが、物流倉庫である。予めメーカーから取り寄せた1万着以上のユニフォームを在庫として抱えているため、短納期での納品が可能となっているのである。ネット通販の会社が在庫を持つのはリスクになるのではないか…と考える人もいるかもしれないが、ユニフォームというのは、リピートが多い商品のため、どの商品がどれくらい売れるのか、というのは予想がつけやすいのだという。
例えば、コック服であれば、月に2,200着の注文が入るし、定番の作業服であれば月に800着は確実に売れる、というように予測できてしまうのである。
さらに、ユニフォームネクストのサイトは、ユニフォームを着る人たちのかゆいところに手が届く情報が満載で例えば洗濯してもみてどうなったかを検証した画像が掲載されていたり、実施のサイズを社員が来てどのようになるか全てのサイズの写真を載せていたりする。
普通のカタログには出ていない制服を着る人目線の知りたい情報が満載なのである。
そんなサイトを外注ではなく、全て自社内で作っているのである。
ユニフォームネクストはここ最近売上がうなぎのぼりにあがっており、2017年度は35億円を突破した。
2ストライク1ボールの覆面調査:MS&Consulting
東京都中央区日本橋にあるMS&Consultingという企業。MS&Consultingは2017年10月に東証マザーズに上場を果たした。このMSというのは、ミステリーショッピングリサーチの略称で、いわゆる覆面調査の会社である。
サービス業のお店の満足度調査を覆面調査という形で測るのがこの企業の事業内容である。覆面調査は、飲食店などにお客のふりをして潜入し、接客態度やお店の清潔度などを調査することである。
覆面調査員は、一般の方々に登録いただき(会員:44万人)、その方々が応募をして当選したら覆面調査に行くという形式をとっている。
しかし、素人の方が調査員になってしまっても大丈夫なのだろうか。その疑問に対しては、そもそも一般消費者が体験することで一般消費者目線の感想を集めることができるので、その方がリアルな反応が得られるのである。
このMS&Consultingの覆面調査の大きな特徴が、
2ストライク1ボール
というルールである。
これは、覆面調査の結果を良いところを2つレポートに書き(2ストライク)、もったいない、ダメなところを1つレポートに書く(1ボール)を書くのが理想のレポートとしているのである。
現在、MS&Consultingの顧客数は1,300社ほどで年間21万件の調査を行っており、26億4,000万円の売上となっている。