こんにちは。ひとりで.comです。
2018年6月10日放送の知られざるガリバー〜消費者の知らないエクセレントカンパニー〜はナブテスコ株式会社の特集。
あらゆる移動・生活空間に安全・安心・快適を提供する「ナブテスコ株式会社」。
自動ドア、航空機、鉄道、産業用ロボット、建設機械など、様々な分野で人々の暮らしを支えています!“うごかす、とめる。”最先端のテクノロジーとは!?
時代の変化にスピード感を持って走り続けるという、そんなナブテスコのモノづくりに密着!
移動・生活空間に安全・安心・快適を提供するナブテスコ株式会社
【目次】
国内シェア50%の自動ドア:ナブテスコ株式会社
自動ドアをはじめ、鉄道機器やロボットの関節などの精密な動きを可能にしたナブテスコ株式会社。自動ドアでは国内シェア50%を誇る。自動ドアについている以下のような表記に見覚えはないだろうか。実はこれ、ナブテスコ株式会社製の自動ドアの証である。
また、鉄道の自動ドアや、最近駅のホームで増え始めた転落防止用の柵についている自動ドアもナブテスコ株式会社が手がけているのである。
自動ドアの国内トップシェアを誇るナブテスコ株式会社
東京永田町に本社を構えるナブテスコ株式会社。現在ナブテスコ株式会社を率いているのは、寺本克弘社長である。ナブテスコ株式会社はうごかす、とめるといったモーションコントロール技術を事業の基盤としている。
従業員の数はおよそ7,500人で国内に15社、海外にも44社の子会社を持つ。年商はおよそ2,800億円で鉄道・航空分野から産業用機器まで幅広い分野で事業展開をしている。
いまや、生活の中で当たり前になっている自動ドアは、ナブテスコ株式会社が日本ではじめて開発したのである。誕生から60年経ったいまでも進化を続けている。
特に最近の自動ドアはインテリジェントecoシステムという機能を備えており、人が自動ドアを通りたいという時にだけ自動ドアが開くようになっており、例えば自動ドアを横切っただけでは自動ドアが開かないようになっている。
ブレーキ会社のとめる技術が自動ドアに
ナブテスコ株式会社の前身の一社となったのが、1925年設立の日本エヤーブレーキという企業である。それまで欧米の企業に頼っていた鉄道車両用のブレーキシステムを日本で初めて製造した企業である。当時、国鉄の全車両でこのブレーキが標準装備された。
1956年、制御する技術の応用で、建物用自動ドアを開発し、街で初めて銀行で自動ドアが導入された。さらに衛生管理が求められる病院でもこの自動ドアの技術が採用され、注目を浴びた。そして高度経済成長期も相まって日本中に広まることとなったのである。
その後もさまざまな分野で成長を続け、2003年に前身である株式会社ナブコと帝人製機が統合し、ナブテスコが誕生したのである。帝人製機は航空機部品をはじめ、繊維機械や産業用ロボット関節などを製造しており、両社の強みを受け継いで成長してきたのである。
福祉の分野でもナブテスコのうごかす、とめるの技術が活用されている
現在、ナブテスコは福祉の分野にも進出している。
そこで開発しているのが、車椅子のアシスト機能である。
車椅子についているハンドルの部分にセンサーをつけ、そのセンサーが、道の上り下りを感知して動きをアシストしてくれるのである。
これによって、上りの坂道でも大きな力がなくても車椅子を押すことができ、反対に下り坂でもブレーキが自動でかかるようになっており、スピードが出すぎないようになっているのである。