[林先生が驚く初耳学] 睡眠のゴールデンタイムはゴールデンタイムではない?– 2018年6月10日

林先生が驚く初耳学
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こんにちは。ひとりで.comです。

2018年6月10日放送の林先生が驚く初耳学。

 

「白熱教室」では、”日本で1日に起きていること”をテーマにした本を題材に、1日にコンビニで破棄される食品、1日に日本国内で送受信される迷惑メールの数、1日に発生する万引きの被害額、1日に病院で新たにガンと診断される人の数など、さまざまな数字を取り上げ、 現代社会に潜む問題を解説する。
「澤部の初耳ピーポー」では、日本の伝統芸術の分野で活躍する注目の女性に密着。30代の若さで認定講師の資格を持つのは日本でたった2人という、彼女の意外な職業とは?
このほか、美肌を作るといわれている“睡眠のゴールデンタイム”にまつわる衝撃の事実や、葛飾北斎の浮世絵と福島の除染作業の意外な関係など、さまざまなジャンルから選りすぐりの知識が続々。
さらに、今話題の“オノマトペグルメ”がスタジオに登場!音を聞けば思わず食べたくなる!?“サクサク”食感のヒミツが明らかに。

 

 

 

林先生の白熱教室:日本で1日に起きていること

 

1日に全国のコンビニで廃棄される食品は?

100万食もあるのだという。いわゆる売れ残りや食べ残しも含めて、年間の食品ロスは約632万トンと言われている。ちなみに年間の食糧援助320万トンなので、倍の量が食品ロスになっているのだという。

 

1日に発生する万引きの被害額は?

12億6,000万であるという。警察庁の発表に寄ると、万引きの年間被害額は約4,615億円になり、それを1日単位に戻すとそれだけの額になるのである。

 

さらに…

1日に失われる日本の田畑は、ディズニーランド1.3個分

1日に病院で新たにがんと診断される人数、2,800人

1日に亡くなる人、3,541人

1日に日本国内で送受信される迷惑メールの数、4億6,213万通

 

である。

 

 

睡眠のゴールデンタイムはゴールデンタイムではない?

 

いま雑誌やSNSで話題沸騰中のイタリアンのフルコースがヘルシーに食べられるのが、西武渋谷にあるイタリアンレストランNODOである。女優やモデルなどもお忍びで訪れるという。

魚介のアクアパッチャは176kcalと低カロリーである。魚介の中でも脂分が少ないカジキマグロを使用し、半日かけて抽出した貝のエキスで仕上げるなど、カロリーオフをしっかり行っているのである。

前菜からデザートまで全4品で、たったの452kcalしかないのだという。

 

ここで美容に関する初耳学。

 

美容に関わるものとして睡眠があるが、睡眠と言えば、夜中の22時から2時までがゴールデンタイムだと言われていたが、実はこの22時から2時までというのは、特に時間は関係ないのだという。

これはどういうことか?

 

肌と睡眠の関係でいうと、きちんと成長ホルモンが出ていれば良いのであって、最近の研究で睡眠の質と成長ホルモンの分泌が関係があるとわかったのである。睡眠開始後2時間ぐらいの段階で成長ホルモンが多く分泌されるのであって、このような良質な睡眠が取れるのであれば、寝る時間帯は関係ないのである。

 

ちなみに、大人は睡眠時間が3時間以内だと病気のリスクが高まるため、最低6時間は必要とされている。さらに、子供の場合は、体の発達にも関係するため、最低8時間の睡眠が必要とされる。

こうした睡眠時間から逆算して考えると、夜の22時から2時の間にねることが大事だということになり、この時間帯がゴールデンタイムだと言われるようになったのである。

 

 

 

 

クロヒョウは真っ黒ではない?

クロヒョウ
クロヒョウ

最近、動物に関してある発見があったという。それがクロヒョウに関してである。クロヒョウは真っ黒な毛並みと愛くるしい顔で人気だが、実はクロヒョウは真っ黒ではないのだという。

 

これはどういうことだろうか?

 

クロヒョウというだけあって、クロヒョウは真っ黒なのではなくヒョウ柄を持ち合わせているのである。クロヒョウはクロヒョウから生まれてくるのではなく、突然変異で生まれてくるものであり、別の種族ではない、ということが最近わかったのである。

 

 

 

シャープペンシルの消しゴムはなぜ消えないのか?

 

大ヒットするグルメには、味と見た目だけではないある重要な要素がある。それが音である。

例えば、森永製菓から出ているチョコレートアイスのパキシエル。売上が伸び悩んでいたが、チョコの厚さを厚くし、パキッと音がするようにしたところ、3.9倍に売上がアップしたのである。

 

そう、グルメにはオノマトペの要素が重要なのである。オノマトペとは、パーン・ドスンなどの物の音やキラキラ・ピカピカなどものの状態を表す音である。日本語にはオノマトペが約5,000種類と、英語の1,000種類やフランス語の600種類と比較しても非常に多くなっており、特に食感を表す言葉が多い。

 

カチカチという音といえば、シャープペンシル。

シャープペンシルについている消しゴム、全然消えないという経験を持っている人も多いのではないでしょうか?実は消えにくいのには意外な理由があるのである。その理由とはいったいなんだろうか?

普通の消しゴムはプラスチック製で、紙の繊維の内側に入って鉛筆の粒子をとることができるのだが、シャープペンシルの消しゴムはゴム製で出来ており、紙の繊維の内側に入ることが出来ない。 通常の消しゴムには可塑剤が入っており、その可塑剤は他のプラスチックを溶かしてしまうという特徴を持っているのである。したがって、シャープペンシルの裏にその消しゴムを使ってしまうと、キャップを溶かしてしまうのである。

 

 

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お盆の正しい向きは?

 

日本の多くの伝統的なものには「正面」が決められている。例えば、お客さんに何かものを出すときに使う丸いお盆も正しい向きがあるのだという。

 

その向きとはいったいなんだろうか?

 

お盆 向き
お盆 向き

 

例えば、上記のような木目が入っているお盆の場合、年輪を中心に自分に向けるのが正しい向きなのである。木のお盆は万が一割れる場合、木目に沿って割れるため、その割れた際にもものが落ちないように持つのが正しいマナーなのである。

 

 

 

葛飾北斎と除染作業の意外な関係とは?

 

東日本大震災から早7年。原発事故による放射性物質を取り除く除染作業は、帰還困難区域以外は今年3月で終了となった。

これまでの除染袋の数は1,650万個にも及ぶ。それはなんと東京ドーム18個分となる。

そんな中、除染作業で、葛飾北斎の浮世絵が注目されているのだというが、これはどういうことだろうか?

 

葛飾北斎の浮世絵と言えば、青が魅力である。実は北斎より前の浮世絵は、時間がたつにつれて青がくすんでしまっていたのだが、葛飾北斎の浮世絵は今でも鮮やかなプルシアンブルーが残っている。このプルシアンブルーが除染作業に大きく関わっているのである。

 

東大の開発チームは、プルシアンブルーに注目し、放射線物質であるセシウムイオンを捕まえる性質があることを発見した。今までプルシアンブルーは水に溶けやすいため、海や川の除染には使えなかった。そこで葛飾北斎の浮世絵をヒントに和紙とプルシアンブルーを結合させることによって、水に溶けにくいプルシアンブルーの開発に成功した。

これを海に沈め、海の除染をすすめようという研究が進められているのである。

 

 

 

 

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