こんにちは。ひとりで.comです。
今日はGoogleスプレッドシートを用いて、シートの保護をする方法について紹介したいと思います。
スプレッドシートのシート保護の目的
スプレッドシートにおいて、シートを保護する目的とはなんでしょうか?主に以下に大別されるかと思います。
1.他の人から必要なセル以外に入力されないようにする
2.あやまって数式を変更されないようにする
(1)シート全体を保護して、他の人が編集できないようにシートを保護する
シート全体を保護して、他の人が編集できないようにしてみましょう。
まずは、保護したいシートを開きます。
シート名の部分を右クリックして、「シートを保護」をクリックします。すると右側にシート保護のための設定の別画面が出てきます。
説明欄に後々、わかりやすいように、なぜ保護しているのかも含めて備考欄的に内容を入力します。次に、「シート」を選択します。そして、「権限を設定」を押します。
「権限を設定」ボタンを押すと、上記のような画面が出ます。こちらでは、権限をどのように設定するかを決めます。まずは、警告を出すのみに留めるのか、編集できないようにするのかのいずれかを選択します。
「この範囲を編集できるユーザーを制限する」を選択すると、誰が編集できるようにするのかを具体的に決めることができるようになります。
具体的にメールアドレスを指定して、編集できる人を設定することができます。ここで設定した人のみが、当該シートを編集することができ、それ以外の人は、シートを編集することができなくなります。
シートの保護を設定すると、上記のように「鍵マーク」がつくようになります。この「鍵マーク」がついていたら、何かしらシートやセルの保護が行われているものだと考えてください。
(2)特定のセルのみを保護して、他の人が編集できないようにシートを保護する
次に特定のセルのみを保護して、他の人が編集できないように設定してみましょう。実は先ほど紹介したシートを保護するやり方とほとんど変わりません。
まずは保護をしたいセルを範囲で選択します。
「ツール」から「シートの保護」を選択します。
「保護されているシートと範囲」から先ほどとは異なり「範囲」を選択します。そして、先ほど指定したセルの範囲があっているか確認します。
その後「権限を設定」をして、先ほどと同様に編集できる権限の設定を行い、セルの保護を完了させてください。
なお、保護されているシートやセルを編集しようとすると以下のようにエラーメッセージが出ます。
Googleスプレッドシートでのシートの保護、セルの保護は、特に不特定多数の人にセルの数値入力をお願いしたりする場合に必要になります。スプレッドシートすべてを編集不可にしたい場合は、そもそもの権限を「閲覧のみ」にすることで実現できますが、一部を編集させたい場合は、シートの保護機能を活用してください。