[未来世紀ジパング]世界のニュース現場 その後どうなった? – 2018年8月22日 –

未来世紀ジパング
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こんにちは。ひとりで.comです。

2018年8月22日放送の未来世紀ジパングは「世界のニュース現場 その後どうなった?」と題してハワイ、キラウエア火山噴火後の状況、タイの洞窟少年救出劇に日本企業が活躍していた、韓国のチェジュ島でイエメン難民が押し寄せている状況を解説していきます。

 

ハワイ島で今年5月、キラウエア火山が噴火した。ハワイといえば、夏休みの旅行先ナンバー1にも輝く、日本人が大好きな場所。そんなハワイで道路の真ん中から突如吹き出した溶岩が住宅を飲み込んだ衝撃の映像は日本ばかりでなく、世界を驚愕させた…

日々世界中を駆け巡るニュース。起きた時はセンセーショナルに伝えられても、あっという間に忘れ去られることも多い。今回はニュースの”その後”を追う企画。

キラウエア火山噴火のほか、タイの洞窟少年救出劇、南北首脳会談後の韓国を取材。すると、日本では伝えられていない事実が次々と明らかに。ニュースの”その後”って面白い!

 

 

世界のニュース現場 その後どうなった?

 

ハワイ島のキラウエア火山噴火で風評被害?

ハワイ大噴火から3ヶ月。キラウエア火山はいまどうなっているのか。ハワイ諸島最大の島、ハワイ島。ハワイ島では今でも噴火口から溶岩が流れ出ている。

その溶岩、実は住宅地のど真ん中から吹き出している。さらに、溶岩が海へと流れ出し、刻々とハワイ島の面積が広がり続けている。これまでに700軒以上の民家を飲み込み、数千人が避難をしている状況となっている。

ところが、住民に噴火ついて聞くと、

彼女が島のためを思ってやっていることだ

という。その彼女とはキラウエア火山に住むとされている火の女神”ペレ”である。噴火は女神ペレの仕業だと受け入れているのである。

これまで何度も噴火を繰り返してきたキラウエア火山は世界有数の活火山として知られている。今回の噴火は歴史的規模だと言われている。

今後、この噴火が続くのか、収まるのかは専門家でもわからない状態となっている。

 

そんな中、ニュースで

「キラウエア火山の噴火で緑の宝石が降ってくる」

という見出しが踊っていた。

その宝石とは美しい緑が特徴のペリドットである。これは、溶岩に含まれるカンラン石と呼ばれるもので、島のどこにでも存在しているものである。そう、上記のニュースは宝石でもなんでもない、フェイクニュースだったのである。

ハワイ島と言えば、ビーチや絶景、マウナケアの天文台などが有名であるが、いま、それを凌ぐツアーが存在するのだという。

早朝の岸から船に乗り込み、溶岩が海になだれ込む姿を間近に見られるツアーである。ところが、前日、溶岩がボートに直撃し、23人が負傷するという事故が起きてしまった。規定の300メートル以内に近づきすぎてしまったことが要因とされている。ツアーは1人25,000円となっている。連日この溶岩ツアーは盛況となっているが、噴火による風評被害で観光業の損失額は200億を超えるとも言われている。

 

こうした自然災害はハワイ島だけでなく、世界の各地域で発生している。

例えば、バリ島のアグン山が2018年6月に噴火し、空港が一時閉鎖された。また世界各地で50度を超える熱波が襲っており、インドではアスファルトが、メキシコでは信号機が溶けてしまった。そして、グリーンランドでは巨大な氷河が溶け出し、小さな村を襲った。

そして日本でも西日本豪雨が発生した。

 

 

タイの洞窟少年救出劇で日本が活躍していた

 

タイの北部、ミャンマーとの国境の町、メーサイ。今年、13人の少年がタムルアン洞窟に取り残されたニュースが話題となった。現在、洞窟は閉鎖されており、一般人は入れないようになっている。

洞窟には、その奇跡にあやかろうとさまざまな国からの観光客が訪れていた。

 

実は、あの奇跡の生還に日本も関わっていたのである。救出チームはJICAによって陣頭指揮が取られていた。少年たちが行方不明となってから5日目の6月27日、日本チームも現地入りを果たした。本部を置いた矢先、少年たちの洞窟内でも生存が確認された。ここからさまざまな救出作戦案が出されていったが、大きな問題に直面した。

洞窟が非常に深く、雨水が増え続けており、日本が提供したポンプ車をフル稼働させるも思うように排水が進まない状況が続いた。洞窟に水が流れないように土木の専門家が助言を行った。

さらに洞窟周辺の地形が全くわからなくいたため、どのような形で救出ができるのか、考えることができなかった。しかし、たまたま日本の人工衛星「だいち2号」がタイ近辺を飛ぶということで、その衛星の情報を使って地形を判別したのである。

この衛星写真を活用した地形図が、救出作戦に大きく役立ったのだという。そして7月8日に救出作戦が敢行され、少年たち全員が無事救出されたのである。

 

 

 

韓国のチェジュ島にイエメン難民が流れ込んでいた?

 

東京からおよそ2時間。韓国南部のチェジュ島は、青い海が広がる一大観光地である。年間約1,500万人が訪れる。そんなチェジュ島の魅力は、巨大リゾート「神話ワールド」。最大のウリはテーマパークで韓国版ディズニーランドとも言われている。

そして、チェジュ島のもうひとつの魅力がグルメである。鮑粥やウニのビビンバなどが有名である。それを支えるのが地元の海女さんである。賢明なアピールの末、チェジュの海女さんは2016年にユネスコ無形文化遺産に登録された。

そんなチェジュ島はある話題で持ちきりになっている。それが金正恩委員長である。その金正恩委員長にはチェジュ島と関係があるのだという。金正恩委員長の親族がチェジュ島に住んでいたことがあり、その墓があるのだという。

実は、金正恩委員長の母親である高英姫氏がこの島の出身なのだという。

 

さらに、この島を騒がせたニュースががイエメン難民である。

内戦が続くイエメンの難民がこの島に押し寄せたのだという。しかしなぜチェジュ島だったのか…。イエメンの難民はマレーシアに向かったが難民として認められず、チェジュ島にたどり着いたのだという。

というのも、チェジュ島はほぼすべての人民に対して観光ビザなしで滞在できる特別区となっているのである。今では町のあちこちにイエメン人がいるという。観光ビザ無しで滞在できるのは30日間だが、難民と認められれば約3年間も滞在することができるのだという。

 

 

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