こんにちは。ひとりで.comです。
2018年9月16日放送の林先生が驚く初耳学。
「白熱教室」では、「人生は運よりも実力よりも“勘違いさせる力”で決まる!」という説を題材に、人生において“成果が上がる人”になるためのセオリーを林先生が熱弁。“勘違いさせる力”の正体とはいったい?
また、「初耳ピーポー」では広告会社のクリエイティブディレクターとして活躍する現役女子大生の仕事に密着。トレンド情報誌で2018年上半期ヒット商品に選ばれた、彼女が生み出した大ヒットスイーツなどを紹介する。
さらに、1ヶ月に6億回再生される大人気レシピ動画のヒミツや、「太る席」や「太るキッチン」など海外のダイエット研究で明らかになった驚きの新事実など、気になる情報が続々!
「スキャンダル日本史」では、日本の文学賞の由来となった文豪にまつわる切ない愛憎劇の顛末を紹介する。
人生は運よりも実力よりも“勘違いさせる力”で決まる!
林先生の白熱教室:人生は運よりも実力よりも“勘違いさせる力”で決まる!
これは「人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている」という著書で書かれている話である。
世の中には何をやっても実力を出せる人と実力はあるのに結果がなかなか伴わない人がいるかと思います。その違いが勘違いさせる力なのではないか、というのがこの主張である。
9.11のテロ前、当時のブッシュ大統領の支持率は50%であったのに対してテロ後の支持率は一気に90%まであがった。さらに、経済政策に関してもそこまで指示されていたわけではないにも関わらず、47%から60%まであがった。テロ対策ひとつが優れているとそれ以外の政策も優れているのではないかと思われて、支持率があがったと考えられる。
この本の中では、そうした勘違いさせる力を
錯覚資産
と呼んでいる。
本当の実力というものは、誰がわかるのか、というのが根本的な問題であり、そんなものよりも錯覚資産、すなわち勘違いさせる力の方が重要である、というのがこの本の主張である。
周りより実力がないと思われている人がうまくいっている場合は、その人の錯覚資産はなんだろうか…というのを考えるようにすることによって前向きな姿勢に繋がるのである。
スキャンダラス日本史:菊池寛
1923年に文藝春秋社を創設し、その後直木賞や芥川賞を制定した日本文学を語る上では欠かせない人物である。お世辞にもイケメンとは言い難い風貌だが実は…
俺は女も食欲と同じで食い足りてくれば捨てるばかりだと思っている
という言葉を言うほどの遊び人だったのだという。
そんな菊池寛が最も掘り返されてくないのが、学生時代の愛憎劇である。
1913年、東京大学の前身である第一高等学校の学生だった菊池寛。この時特に親しかったのが佐野文夫という男である。この佐野は秀才でかなりのイケメンで、菊池寛はこの佐野に対しても特別な想いを抱いていたのだという。
ある日、デートをすることになった佐野は自分が超エリートであることの象徴である学校指定のマントだったが、実は佐野は貧しい生活を凌ぐためとっくに質屋に入れていたのだという。しかし、カッコつけるために盗んできていたのだ。にも関わらず、東京の学生から借りてきたと嘘をついたのである。
実はデートのあと、佐野は菊池寛に命じてマントを再び質屋に入れたのである。それが盗品だとバレ、菊池寛は佐野をかばい、退学処分となったのである。
ベーコンを焼く音が流行っている?
手間暇をかけることで有名な日本の食卓にいま革命が起きている。それが1ヶ月で6億回の再生がある無料のレシピ動画サイトの「デリッシュキッチン」である。それらの料理は、誰が作っても絶対に失敗しないとされている。
自社に併設したレシピ動画を撮影するためのスタジオを持っており、毎日50本以上の動画が投稿されている。和洋中、エスニックと料理の種類も豊富に毎月1,500本以上のレシピが公開されているのである。
失敗しないレシピを撮影するためのポイントが、まず手の動きである。レシピ動画は上から撮影されているものだが、すべて画面下から入ってきて下へ戻す、というルールが決められている。
さらに調理器具にも拘っており、とにかくシンプルでわかりやすいということに拘っている。オムライスを作る際にもフライパンを使わずに、片栗粉を使うなどして作ることで、プロが作るようなふわとろのオムライスが作れるのである。
ここで料理に関する初耳学。
いま、巷ではベーコンを焼く動画の再生回数が伸びているのだという。この動画はただただベーコンを焼く音が流れているだけなのだが、なぜ流行しているのだろうか。
実はベーコンを焼く音が大きく関係しているのである。ベーコンを焼く音は高い音や低い音のすべてが入っており、ホワイトノイズに似ており、リラックス効果につながるのである。ホワイトノイズとは人が耳で聞こえる音の範囲の上から下までのすべての周波数を含む音のことで、川のせせらぎや雨の音もこれと似ており、リラックス効果があるのである。すべての音を含むことで余計な音を消す働きをもっており、聴覚から脳へ伝わる情報が減り、脳が休まりリラックス効果が期待できるのである。
肥満が長生きする?
アメリカのコーネル大学が27のレストランで3ヶ月調査した結果、レストランには太る席と痩せる席があることがわかったという。
窓際や明るい席に座った人はヘルシーな食事を好む傾向があり、暗い席や個室の席は重い料理と頼む傾向があるのだという。すなわち、暗い席だと太る傾向があるのだという。さらに、入り口から離れれば離れるほどサラダを注文する率が下がり、デザートを頼む確率が73%にものぼったのだという。
また、6キロ減量するごとに友達がひとり減るという調査結果をイギリスのクーポン券サイトが発表。1年半かけて6キロ以上減量した人に生活の変化について調査したところ、その81%が減量期間中に友達が減ったのだという。
これには、痩せたということへの嫉妬やライフスタイルや価値観の変化が起因していると考えられている。
ここで体重に関する初耳学。
肥満の程度を表す数値というと、体重と身長から導き出されるBMIボディマス指数がある。
BMI=体重(kg)÷身長(m)×身長(m)
で表される。これが25以上だと肥満だと言われているが、実は小太りは日本人でもっとも長生きとなっている。
これは、日本と世界の肥満の基準値が異なることに起因している。
日本ではBMIが25以上で肥満に分類されるが、海外では30以上とされている。日本では、25以上30未満が死亡率が低いため、このような結果になっているのである。