こんにちは。ひとりで.comです。
2018年10月28日放送のがっちりマンデーは「「買収」されたらV字回復!で儲かってる会社。大ピンチ遊園地が「駐車場」会社に買収されて復活!?」と題してライザップに買収されたジーンズメイト、日本駐車場開発に買収された那須ハイランドパーク、サガミホールディングスに買収された味の民芸フードサービスを特集します。
今回のテーマは「V字回復!買収されて儲かってる会社」どんな会社でも、赤字になったりすると、ある日…買収!なんてことが…。
全然知らない会社の、知らない人が乗り込んでくると…不安でいっぱい…。ところがどっこい!意外とこの「買収」をきっかけに大逆転!V字回復ってことが結構ある!大赤字の会社が、儲かり会社に変身ってことは、成功の極意がきっとあるはず。
悪いことばかりじゃない!ちょっぴり、買収されようかな、という気持ちになる30分です!
「買収」されたらV字回復!で儲かってる会社。大ピンチ遊園地が「駐車場」会社に買収されて復活!?
ジーンズメイトは“結果にコミットする”あの会社に買収されて復活!
ジーンズを中心としたカジュアルウェアの会社、ジーンズメイト。買収される前は10期連続で最終赤字と厳しい状況だったのだという。そのジーンズメイトを買収したのがライザップである。すると、来年3月の2018年の決算では1億9,500万円の黒字の見込みと大幅にV字回復を果たしているのである。
そもそも赤字の原因は、ユニクロやGUなどのファストファッションが次々と出てくる中で、なかなかジーンズメイトとしての強みを発揮する場所を見つけられず、迷走してしまったことが要因として挙げられるという。
ライザップに買収されてから、行ったことは、
結果にコミットしよう
ということだという。
ジーンズメイトの場合、女性客を増やす、という目標を掲げたのだという。それまで、ジーンズメイトのお客さんはほとんどが男性で、女性は全体の25%しか来ていなかったという。
女性客がより来やすいように、ロゴを変えたり、商品の陳列を低くしたりして、女性客が入りやすいように工夫したのだという。これによって、以前と比較してフラッと入店する機会が増えたのだという。
これにより、女性客が40%にまで増加したのだという。
実際、ライザップに買収されて、スピード感が大きく変わったという。
倒産寸前の遊園地が駐車場の会社に買収されて黒字転換!
栃木県那須町の那須ハイランドパーク。およそ40年続く老舗の遊園地で、買収前は2,000万円の営業赤字の状態だったという。それが、日本駐車場開発という企業に買収されたのだという。日本駐車場開発は日本全国で時間貸しや月極の駐車場を運営している企業で年間売上230億円の大企業である。
2016年5月、日本駐車場開発が那須ハイランドパークを運営する藤和那須リゾートを買収し、その結果、那須ハイランドパークは約5億円の営業黒字になったのだという。
日本駐車場開発はグループでスキー場の運営もしており、そのノウハウを活用して遊園地の再生を行っているのである。
再生のポイントはマルチタスク制の導入だという。すなわち1人のスタッフが様々な業務のポジションを1日のうちに担うのである。時間帯によって、担う仕事の場所を変えることによって、人件費の削減に繋がるのである。スタッフは1日の仕事の中で飽きることが少なくなるためモチベーションアップにも繋がっている。
さらに、新たな顧客層の取り込みを目指して、コスプレの集会や痛車のコンテストなども実施している。特にコスプレイヤーにとって遊園地はインスタ映えする場所であるため、そこで撮った写真をSNSにあげることで宣伝にも繋がっているのである。
味の民芸は”覆面調査”でV字回復!
うどん系のファミリーレストランである味の民芸フードサービス。全国で73店舗を展開する中堅飲食チェーンである。
買収前は全盛期と比較してお客さんの数が6割〜7割ほどに減っており、非常に厳しい状況だったのだという。2014年には、8億円の営業赤字の状態だったのだが、その際に手を差し伸べたのがサガミホールディングスである。
サガミホールディングスはそばをメインとするファミレス「サガミ」を名古屋を中心に136店舗展開している飲食チェーンである。それが、次の年から営業黒字に転換し、直近では3億円以上の営業黒字となっている。
そのV字回復の決め手になったのが、覆面調査である。実はサガミホールディングスも覆面調査によって復活したという経緯があり、それを味の民芸でも取り入れたのである。現在でも年3回、全店舗でリサーチが行われている。
味の民芸が赤字の際は、人件費削減によってメニューの提供時間が遅くなってしまったり、店員を呼んでも来なかったりなど、お客さんからの不満が増えていた。そこで、人員を2割から3割増やすことで、人件費は増えたがそれを上回る売上を作ることができたのだという。
また、ランチにもっとボリュームがあるメニューがほしいという要望もあり、時間帯別来店動機メニューに変えていったのである。