株式会社リクルートホールディングス – 金融業界に進出 –

LINEで送る
Pocket

こんにちは。ひとりで.comです。

株式会社リクルートホールディングスが金融業界に本格参入

 

【目次】
1.株式会社リクルートファイナンスパートナーズの設立について
2.リクルートグループの金融事業について
3.今後の展望について

 

 

【目次】

1.株式会社リクルートファイナンスパートナーズの設立について

 

2016年8月24日、株式会社リクルートホールディングスが以下のようなIRを出しました。

新たな事業に関するお知らせ

 

こちらによれば、リクルートが中小企業向けの融資事業を始めるとのことです。その為に現在貸金業登録を行っており、本格的な事業開始は平成29年夏頃からスタートするようです。

 

 

 


【ご参考】株式会社リクルートファイナンスパートナーズの概要(平成28年8月24日現在)

(1)名称 株式会社リクルートファイナンスパートナーズ
(2)所在地 東京都中央区銀座7-2-6
(3)代表者の役職・氏名 代表取締役 小川安英
(4)事業内容 貸金業(貸金業登録を申請中)
(5)資本金 2,500万円
(6)設立年月日 平成28年7月4日
(7)大株主及び持株比率 株式会社リクルートホールディングス 100.0%
(8)上場会社と当該会社との間の関係
資本関係 当社が100%出資する完全子会社であります。
人的関係 当社の従業員3名が当該会社の取締役に、当社の従業員1名が当該会社の監査役に就任しております。
取引関係 該当事項はありません。

 

 

 

スポンサードリンク

2.リクルートグループの金融事業について

リクルートグループにおける金融事業と言うと、リクルート住まいカンパニー(SUUMO)が展開しているリテール向け金融サービスがこれまでにありました。

これは「一括ローン相談 by SUUMO」という名称でサービス提供されています。このサービスを通して、消費者は住宅ローンの事前審査の申込みから結果確認までをオンラインで完結できる仕組みになっています。

 


参考:【一括ローン相談 by SUUMO】
■サービスの特徴
① 1度の入力で、複数金融機関に一括審査申込が可能
従来は金融機関ごとに異なる申込用紙への記入が必要でしたが、 不動産会社のパソコンやタブレットを使ってブラウザ画面から申込み情報を1度入力するだけで、複数の金融機関に対して一括で住宅ローン事前審査の申込みを行うことができます。(※1)
統一フォーマットへの1度の情報入力のみで済むため、お客様の入力負担を大幅に削減いたします。
② 完全ペーパーレス化でスピーディーに電子申請
これまで住宅ローンの事前審査は紙やFAXを中心に行われており、不動産会社ではそのプロセスのサポートや情報管理に多くの時間とコストを費やしていました。
本サービスでは、完全ペーパーレス化を実現。営業現場の生産性を高めるだけでなく、紙の紛失リスク、FAXの誤送信といったセキュリティ上の不安も解消します。
また、個人情報を含む事前審査の申込み情報や金融機関からの審査回答は、暗号化処理された通信で弊社サーバへ安全に送られます。
③ スマホで審査状況や回答結果をいつでも確認可能
お手元のスマホ・パソコン・タブレット等から、金融機関での審査状況や回答をいつでも簡単に確認することができます。回答が入力されるとリアルタイムに通知が受け取れるので、不動産会社を通じて結果が伝えられていた場合と比べて時間が大幅に短縮され、スムーズに購入検討を進めることが可能です。

 

 

3.今後の展望について

株式会社リクルートホールディングスは現在主に10社の事業体から構成されています(リクルートキャリア、リクルートジョブズ、リクルートスタッフィング、スタッフサービス・ホールディングス、リクルート住まいカンパニー、リクルートマーケティングパートナーズ、リクルートライフスタイル、リクルートアドミニストレーション、リクルートコミュニケーションズ、リクルートテクノロジーズ)。

そのほとんどが中小企業を顧客として持っているため、今回事業を開始する中小企業向けの融資事業というのは非常に相性が良いのではないでしょうか?

例えば、ホットペッパーの顧客先である飲食店や、ホットペッパービューティーの顧客先である美容院、ゼクシィの顧客先である結婚式場、カーセンサーの顧客先である中古車ディーラーなどです。

 

今後どのように融資事業を進めていくのか注視していきたいところではありますが、金融事業は法的にも管理運営にコストがかかる部分もあります。全国に広がる顧客網を持つリクルートがどのような形で金融業を発展させていくのか、非常に楽しみであります。