2016年9月13日[ガイアの夜明け]消すな職人技!生き残りの秘策(北星鉛筆 / Johnny & Jessy / nutte)

ガイアの夜明け
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こんにちは。ひとりで.comです。

2016年9月13日のガイアの夜明けは職人技特集。「Made in Japan」と言えば、海外でもいちブランドとして人気があるぐらいの話題となっているが、一方で国内に目を向けると市場は縮小の一途。国内の技術者の技術力の存続も危ぶまれている。

そんな中、アパレル業界をメインとして、以下の3社の生き残り戦略を特集する。

 

 

消すな職人技!生き残りの秘策(北星鉛筆 / Johnny & Jessy / nutte)

 

【目次】
1.北星鉛筆
2.Johnny & Jessy
3.nutte

 

 

 

 

1.北星鉛筆

 

(1)北星鉛筆基本情報

 

会社名 北星鉛筆株式会社
住所 東京都葛飾区四つ木1-23-11
設立年月日 昭和26年1月29日
代表者 杉谷 和俊
資本金 60,000,000円
従業員 28名
売上 5億 – 6億円(2010年)
事業内容 文房具全般・エコロジー商品の研究開発

 

(2)大人の鉛筆

北星鉛筆といえば、「大人の鉛筆」と言われるほど有名かと思います。わからない方の為に説明しますと、大人の鉛筆とは、北星鉛筆株式会社が2011年に創業60週年を記念して発売した文房具で、木製の柄にシャーペンのように鉛筆の芯が出てくる、言うなれば「シャープ鉛筆」といったところでしょうか。

大人の鉛筆1
大人の鉛筆1

 

大人の鉛筆2
大人の鉛筆2

 

この「大人の鉛筆」は、2011年の販売時、「国際文具・紙製品展ISOT」の「日本文具大賞」でデザイン部門優秀賞を受賞し、5万本近く売り上げた。

 

この製品のアイディアは、工場見学に来ていた親子の一言から出てきたものだと杉本社長は言う。

 

「大人も使える鉛筆があればいいのに」

 

皆さんは、いつ鉛筆を使いましたでしょうか?直近だと、選挙の時でしょうか?笑

最近の鉛筆は、子供向けのキャラクターが印刷されたものが多く、かつ海外からの安い鉛筆が100円ショップ等を中心に展開されており、なかなか大人が鉛筆を使う、という場面がなくなってしまった。

この意見をきっかけに大人向けの鉛筆としてデザインされた「大人の鉛筆」なのである。

 

「北星鉛筆 大人の鉛筆」

 

「北星鉛筆 大人の鉛筆(ギフトセット)」

 

 

 

2.Johnny & Jessy

 

(1)Jay Jay Japan Inc.の基本情報

 

会社名 Jay Jay Japan Inc.
住所 兵庫県神戸市須磨区寺田町1-3-19
設立年月日 2013年10月
代表 安藤 友介
従業員数 3名

 

(2)Johnny & Jessy – 靴の着せ替えを実現し、自分らしい靴を –

代表の安藤さんは、甲南大学を卒業後、VECTORに入社。しかし、半年後に退社し、神戸の実家に戻ります。もともと父親が靴のメーカーをやっていたこともあり、その手伝いをすることに。

その後、分社化し、株式会社Steadyの代表取締役に就任し、中国で生産した靴を日本に卸す事業を行う。兄に事業を引き継ぎ、単身アメリカへ。その後世界一周を経て、Jay Jay Japan Inc.を2013年に設立した。

 

Jay Jay Japan Inc.では、キセカエシューズのJohnny & Jessy と焼き鳥PUBを兵庫県で運営している。洋服と同じように靴も気軽に旅に持ち運べたら、との想いから一年間の開発期間を経て当ブランドを発案。”足元から愛とお洒落とユーモアを”をモットーに、誰もが愛着の持てるブランドをイメージし、アッパーとソールを男女に見立てたストーリーとブランド名を名づけた。

johnny-jessy

 

 

 

 

 

3.nutte

 

(1)nutteの基本情報

会社名 株式会社ステイト・オブ・マインド
住所 東京都渋谷区南平台町4-8
南平台アジアマンション407号室
設立年月日 2015年2月設立
代表 代表取締役 伊藤悠平
資本金 30,215,000円(2015年11月13日現在、資本準備⾦も含む)
事業内容 オンライン縫製マッチングサービス「nutte」の運営

 

 

(2)nutte – 縫製マッチングプラットフォーム – 

 

nutte(ヌッテ)は、全国数百名の縫製職人に、これ縫って!をお願いできる縫製マッチングプラットフォームです。

 

洋服のブランドを立ち上げたいと考えていた代表の伊藤氏。服飾の世界へ飛び込むため、バンバンに通っていました。ちょうど卒業の間近、通っていた洋裁教室から「引退するのでやらないか?」と言われたのをきっかけに洋裁教室を引き継いだのをきっかけに服飾の世界へと関わっていった。

縫製の世界は、単純に縫製工賃が安くなかなか稼ぎにならないという業界的問題を抱えていることに気づいた。また、職人さんは50代以上の方がほとんどで、新規に外注先を探すのも難しく、自分ひとりでできる作業に限界を感じていた。そこで、職人さんのネットワークを作ってしまえば良いのではないか、と考えそのプランをTOKYO STARTUP GATEWAYというビジネスコンテストに出し、採択された事でnutteが加速されたそうです。

 

発注側からすると、小ロットでの注文がしにくい、受注側からすると、低賃金なので、小ロットでの対応が難しい、また賃金が低いので職人が高齢化している…という課題をnutteのプラットフォームを使って解決していきたいという課題感にもとづいて運営されています。

 

 

 

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