こんにちは。ひとりで.comです。
今日は、2016年9月17日放送の日経スペシャル”夢職人”の株式会社エンリッションが運営する学生無料の「知るカフェ」の特集。その知られざる経緯とは?
学生無料の「知るカフェ」国内に留まらず海外にも展開
【目次】
1.株式会社エンリッションの基本情報
2.「知るカフェ」設立の経緯
3.ビジネスモデルと今後の展開について
1.株式会社エンリッションの基本情報
株式会社エンリッションの会社概要は以下の通りです。
会社名 | 株式会社エンリッション |
住所 | 京都府京都市上京区今出川通室町東入今出川町313 SAKURA BLD.今出川II 2-E |
設立 | 2012年10月 |
資本金 | 1,600万 |
代表 | 代表取締役CEO 柿本優祐 |
売上 | 不明 |
事業内容 | 学生無料カフェ「知るカフェ」の運営 |
2.「知るカフェ」設立の経緯
代表の柿本氏は、2011年に同志社大学を卒業し、新卒として株式会社ワークスアプリケーションズに入社。2年の勤務ののちに同社を退社し株式会社エンリッションを設立。
この「知るカフェ」というビジネスモデルを考えるに至った経緯は、彼の学生時代の体験から発生している。起業しようと思った経緯に関して、代表の柿本氏は以下のように答えている。
1、2年生の頃から社会人の方と一緒にスポーツに行くような活動をしていたんですけれども、そこでは気軽に証券マンや商社マンの方と会ったり、社会人と触れ合うきっかけが非常に多くあり、自然に情報を手に入れることができていました。
実際に就活が始まったときにはもうやりたいことが大体決まっていて、業界のことも理解した状態で就活をスタートしました。
これが自然にできたのはその頃の体験が影響していて、一方で、ほかの就活生はそういう機会があまりなかったので、3年生の終わり頃から企業勉強を始める形で、しかもネット中心で情報を集めていました。
そこで、僕が体験したようなものをもっと気軽に大学生に提供することができれば、世の中の就活が少しでも変わるんじゃないかということで、起業という考えに至りました。
そして、2012年に株式会社エンリッションを設立し、「知るカフェ」を通して、学生の悩みを解決できればと思って、知るカフェにスポンサーとなってくれる企業を探して奔走することになる。
スポンサー探しには多くの時間を費やし、はじめの3ヶ月で約800社に電話をかけ、250社と実際に話をした。そのうち25社とまで契約を結んだという。
3.ビジネスモデルと今後の展開について
「知るカフェ」のビジネスモデルは以下の3つから成り立っています。
1つは会場としてスポンサー企業が年間自由に使えるというもの。
2つ目は、企業広告です。パンフレットや企業のロゴを店舗のに掲載しています。
3つ目は、「知るカフェ」の中で、学生と自由に気軽に交流できるサービスです。
現在、年間のスポンサーは、1店舗当たり120万円で受注しています。店舗で値段の差はなく、一律で1年間120万円かかります。それはベンチャー企業でも大手企業でも変わらない。
2016年現在、国内に13店舗、海外に4店舗を展開しています。今後の展開については、東南アジアから南アジア、欧米での大学の中もしくは目の前に、「知るカフェ」を展開していきたいと語っています。(既に海外展開の第一歩として、インドに4店舗を出展しています。)