こんにちは。ひとりで.comです。
2016年9月25日放送の「がっちりマンデー!!」は「儲かるスキマビジネス」と題して、今まで軽視されていたようなスキマを活かしたビジネスを展開する会社が紹介されていました。
[がっちりマンデー!!]「儲かるスキマビジネス
【目次】
1.給与明細の袋にあれを…株式会社ホープ
2.都会のスキマを活用!…株式会社G-Style
3.スキマのスキマを更に活用…株式会社加瀬倉庫
1.給与明細の袋にあれを…株式会社ホープ
福岡県にある株式会社ホープ。こちらの企業は、2005年に設立されたまだ若い企業ではありますが、2016年に東京証券取引所マザーズ市場及び福岡証券取引所Q-Board市場に上場を果たしました。
こちらの企業が注目されたポイントは…「自治体の給与袋に広告を掲載する」ということをビジネスにしている点です。
自治体の給与袋だけではなく、今では自治体の封筒、ゴミ袋、ごみ収集のカレンダーなど、ありとあらゆる自治体関連のデッドスペースを広告掲載欄としてこちらの企業が買い取り、その一部を自治体に還元するというビジネスモデルだそうです。
これまで10年間で35億円の自治体の財源確保に寄与したとのこと。
自治体の媒体への広告掲載は、見る人がかならず公務員であること、また自治体発行のものですとなかなか捨てづらい、ということで、公務員向けにアピールしたい企業からすると非常に効率が良いそうです。また自治体側からすると、広告掲載する企業はある程度しっかりした企業でないと掲載させられないため、ここに掲載することは企業側にとってもブランディングの一貫になるそうです。
アイディアさえわかってしまえば、誰でもできそうなビジネスモデルと思われるかもしれないが、自治体は契約までもっていくのが非常に難しいため、おそらく最初の契約はかなり苦労されたのではないか…と解説の森永卓郎氏。 特に自治体は前例踏襲型なので、前例がないとなかなか受け入れてくれない、しかし一度通ってしまうと「あそこもやっているので…」と広がりやすいかもしれない、とのことです。
2.都会のスキマを活用!…株式会社G-Style
2つ目のスキマ…は、株式会社G-Styleが提供する都会のスキマを利用したサービス。もともとこちらの企業は空いているスペースをパーティスペースとして提供するビジネスを展開していたが、ビルや建物のオーナーと話をしていくうちに、ビルの屋上にもデッドスペースがあることがわかりました。ここを何かに活用できないかと考え、「バーベキュー」スペースとして活用する事を考えたそうです。
ただ、ビルの屋上といってもどこでも良いわけでなく、ビル選びがなかなか難しいそうです。まずは駅から離れすぎていないこと、そして、屋上から見る景色が良い事、また周囲に居住建物がないこと、など、注意すべき点がいくつもあるそうです。
場合によっては、周辺住民からクレームが発生することも考えられるため、長年の経験がものをいうビジネスのようです。
現在、都内を中心に25箇所でバーベキュースペースを用意しており、月1,000万ぐらいの売上があるそうです。
3.スキマのスキマを更に活用…株式会社加瀬倉庫
3つ目は神奈川県で倉庫業を営む株式会社加瀬倉庫が行う、スキマビジネス。
こちらの企業は、もともと倉庫ビジネスとともに、自動車用のコインパーキングなどを運営してました。しかし、そこにもデッドスペースがあるという事に気づき、そのデッドスペースを活用して、バイク用のパーキングスペースを作ったとのことです。
例えば…新横浜付近だと月極の駐車料金が15,000円のところ、バイクの月極7,000円とのことです。1台ほどのスペースで最高4台置くこともできるので、効率も良いそうです。
また、上記のようなバイク駐車場も提供しています。バイクは車と比較しても盗難にあいやすく、上記のような倉庫に入っている形式だと、盗難の心配もなく人気だそうです。
バイクの駐車場の需要については、2006年の道路交通法の改正によって、規制が厳しくなったため、駐車場の利用者が増えたそうです。