こんにちは。ひとりで.comです。
2016年10月2日放送のがっちりマンデー!!は”地元民「だけ」が全国区だと思うこんでるパン屋さん”ということで、全国のパン屋さんを紹介。
ここで言うパン屋さんとは、店舗を構えるパン屋さんではなく、コンビニやスーパーで販売しているパン会社の事を指しております。
地元民「だけ」が全国区だと思い込んでるパン屋さん!
【目次】
1.北海道で有名な3大ロングセラーとは?
2.鹿児島県の甘すぎる○○パン。
3.秋田県のパクリパン?
1.北海道で有名な3大ロングセラーとは?
北海道でシェアNo.1の製パン会社が…日糧製パン株式会社。北海道以外の方はあまりご存じないかと思いますが、あの全国区の山崎製パンやPASCOなどを上回るシェアをもっています。
その立役者となったのが、3大ロングセラー。
①豆パン
![がっちりマンデー!! 豆パン](https://i2.wp.com/hito-ride.com/wp/wp-content/uploads/2016/10/がっちりマンデー!! 豆パン.png?resize=300%2C228)
こちらが豆パン。北海道産の十勝金時甘納豆を使って作られており、甘納豆が表面に出てくるように作られている。北海道民にとって甘納豆はとても身近な食べ物で、赤飯を食べる時にも甘納豆を入れるそうです。
②ラブラブサンド
![がっちりマンデー!! ラブラブサンド](https://i0.wp.com/hito-ride.com/wp/wp-content/uploads/2016/10/がっちりマンデー!! ラブラブサンド.png?resize=300%2C235)
皆さん、どこかで見たことのあるようなフォルムだと思われたのではないでしょうか?
![がっちりマンデー!! ランチパック](https://i0.wp.com/hito-ride.com/wp/wp-content/uploads/2016/10/がっちりマンデー!! ランチパック.jpeg?resize=165%2C209)
そう、山崎製パンが販売するランチパック。こちらとそっくりですね…。というのも当時北海道には山崎製パンには進出していなかった時期に、日糧製パンが先に開発したそうです。
実は上記の2つの製品…同じ機械を使ってるため、どうしても似ている商品になってしまうそうです。ちなみに、この2社だけでなく、他にも同類のパンを販売しています。
左側がたけや製パン、右側がイケダパンが作っています。
③チーズ蒸しパン
今では、定番のチーズ蒸しパンですが、こちらも発祥は日糧製パン。チーズを使ったデザートみたいなパンを作ろう!ということで開発されたこちらのパンですが、1日50万個売れるときもあるそうです。
2.鹿児島県の甘すぎる○○パン。
次に紹介されていたのは鹿児島県。鹿児島県の地元民で有名なのが、株式会社イケダパン。創業は昭和23年の老舗企業で、特徴は、他の企業よりも甘いパンを作っているところだそうです。鹿児島県民は、諸説あるそうですが、他県よりも甘いものが好きな傾向があり、そのため、味付けも甘くなっているそうです。
例えば、しょうゆのキッコーマンも鹿児島県では「甘口」という味を出しています。
そんな鹿児島県民向けに株式会社イケダパンが作ったのが、「キングチョコ」
![がっちりマンデー!! キングチョコ](https://i0.wp.com/hito-ride.com/wp/wp-content/uploads/2016/10/がっちりマンデー!! キングチョコ.jpeg?resize=150%2C150)
エクレアみたいなパンですね。コッペパンの間にもチョコが塗られています。多いときは1日5,000個は出る大ヒット商品です。
株式会社イケダパンは、キングチョコだけでなく、シュガーラスクの量産も初めて行った会社です。
3.秋田県のパクリパン?
3つめの地元民だけが知っているパンは、秋田県の株式会社たけや製パンが作るバナナボート。バナナボートと言われると、海でジェットスキーに引っ張られる…ボートの事を思いうかべる人が多いかと思いますが、秋田県民にとっては違います。
![がっちりマンデー!! バナナボート](https://i2.wp.com/hito-ride.com/wp/wp-content/uploads/2016/10/がっちりマンデー!! バナナボート.png?resize=150%2C150)
こちらがバナナボート。三角形の記事に対して、中にバナナが入っているパンです。さて、これを見て思い浮かぶ人がいるでしょう。
![がっちりマンデー!! まるごとバナナ](https://i0.wp.com/hito-ride.com/wp/wp-content/uploads/2016/10/がっちりマンデー!! まるごとバナナ.jpeg?resize=300%2C107)
そう、山崎製パンから出ているまるごとバナナ。こちらの商品とそっくりですね。
たけや製パンは元々秋田県を中心に製パン事業を行っていました。戦後、たけや製パンとスズヤ、秋田第一製パンという3社が秋田県下でしのぎを削っていました。しかし、今後生き残っていくには全国区の大手製パン会社に負けないようにしなければ…と考え、スズヤと秋田第一製パンを傘下に収めました。
その後1968年に山崎製パンの傘下に入りました。その際、秋田県下においては、「バナナボート」という商品を販売し、それ以外の地域では、「まるごとバナナ」という商品名で販売するという棲み分けを行っています。
パンというのは、そもそも日持ちがしない食べ物なので、どうしても全国区で商品を販売していくのが大変という事情があります。従って、各地域で定番の商品が出る…という特徴があります。