[カンブリア宮殿]シリーズ“伝統は革新だ!”第3弾 老舗高級果物店のフルーツ革命」 – 2016年10月6日 –

カンブリア宮殿
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こんにちは。ひとりで.comです。

 

2016年10月6日放送のカンブリア宮殿は、”シリーズ“伝統は革新だ!”第3弾 老舗高級果物店のフルーツ革命」”と題して、千疋屋総本店 代表取締役社長 大島 博(おおしま ひろし)氏が出演し、千疋屋の快進撃に迫ります。

 

フルーツパーラーの老舗『千疋屋』のすごさに迫る

 

【目次】

1.千疋屋総本店の基本情報
2.千疋屋のビジネスモデルと事業展開
3.今後の戦略について

 

 

 

1.千疋屋総本店の基本情報

千疋屋は正式名称「株式会社 千疋屋総本店」と言い、基本情報は以下の通りである。

企業名 株式会社 千疋屋総本店
住所 東京都中央区日本橋室町2-1-2  日本橋三井タワー内
資本金 3250 万円
売上 およそ40億円
従業員数 261名(男子127名、女子134名) 平均年齢35.2歳
店舗数 17店舗(都内を中心に神奈川・千葉・埼玉にも展開)
事業内容 果物の輸入・販売、フルーツパーラー・レストランの運営

 

2.千疋屋のビジネスモデルと事業展開

創業から180年を越える同社だが、今の大島博社長で6代目となる。千疋屋と聞くと「高級フルーツ店」というイメージを持つ人が多いかと思うが、日本におけるフルーツパーラーの走りが同社千疋屋であった。

 

千疋屋は常に時代とともに方向・事業転換を試み、ここまでビジネスを維持してきた。3代目が考えた社是でも

「一客、二店、三己」

としており、まず第一に、お客様のニーズに対応した商品や的確なサービスを提供することを考え、次に店の繁栄や従業員を大切にし、自分のことは後回しにせよ、という考え方を徹底している。

バブル経済期にも、それまで法人の「贈答用」として事業を推進していたところを、個人の「贈答用」にシフト。高年収世帯が住む場所に出店し、贈答ニーズをしっかりキャッチしてる。

 

 

 

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3.今後の戦略について

現6代目社長も40歳の若さで代表に就任し、その後3年間は5代目である父親の方針に従って事業運営をしてきた。その中で、千疋屋は時代の中で老舗というブランディング力がある一方で、時代から取り残されている面もあるのではないか、と疑問を持つようになった。それをきっかけに「ブランド・リヴァイタル・プロジェクト」を立ち上げ、世間の持つ千疋屋のイメージを調査した。そこで明らかとなったのは「高級フルーツの老舗として有名だが、そのぶん敷居は高く、信頼感はあるが古めかしい印象もある」といったもので、若い顧客層の取り込みが不足していた。

それからロゴ・マークや包装紙や容器のデザイン、05年に開店した日本橋三井タワーに新装オープンした新本店ビルの内装など、すべてコンセプトから作り直すと共に、若い人が買い求めやすい価格帯の洋菓子や、果物を使った加工品などの品ぞろえに力を入れるようになった。

今後も、時代の変化に調和しながら、古き良き老舗ブランドを守りながら変化を惜しまずに成長していける事業展開を考えている。