[カンブリア宮殿]24時間営業!都会の“海の家” 急成長する外食チェーンの舞台裏(磯丸水産) – 2016年10月13日 –

カンブリア宮殿
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こんにちは。ひとりで.comです。

2016年10月13日放送のカンブリア宮殿は「24時間営業!都会の“海の家”急成長する外食チェーンの舞台裏」と題して、SFPダイニングを特集します。

 

鳥良・磯丸水産を運営するSFPダイニング

 

 

SFPダイニングの基本情報

SFPダイニングは株式会社は旧サムカワフードプランニング、という企業名で展開していた外食チェーンで、磯丸水産・鳥良を始めとして170店舗以上を展開している。その企業基本情報は以下の通りである。

 

企業名 SFPダイニング株式会社
(旧商号:サムカワフードプランニング株式会社)
住所 東京都世田谷区玉川二丁目21番1号 二子玉川ライズ・オフィス10階
代表 代表取締役社長 佐藤誠
売上 売上高140億円(平成28年2月期実績)
資本金 664,017万円
従業員数 861名(他アルバイト等2,148名)
事業内容 飲食店の運営(磯丸水産・鳥良他170店舗以上 / 2016年2月実績)

 

 

1984年、吉祥寺駅の近くに26坪の「居酒屋鳥良」としてスタートした同社。その時の企業名はサムカワフードプランニングでした。設立当初の目標は「名古屋の手羽先唐揚を東京で広めること」と「日本一の鶏料理専門店をめざすこと」でした。

その後、順調に店舗展開を進め、鳥インフルエンザ、BSE、SARSなどの影響もあり、成長が鈍化。そんな中、開発したブランドが「磯丸水産」である。

 

 

 

 

 

運営ブランド一覧

2016年2月現在、運営ブランドと各店舗数は以下の通りです。

SFPダイニング ブランド一覧
SFPダイニング ブランド一覧
磯丸水産 120店舗
鳥良 32店舗
鳥良商店 8店舗
きづなすし 3店舗
鉄板二百℃ 3店舗
スペインバル CASA DEL GUAPO・CASA DEL BUENO 2店舗
ビストロISOMARU 1店舗
味噌煮込みうどん 玉丁本店 1店舗
生そば玉川 1店舗
わたしのサラダ製作所。My SALAD FACTORY! 1店舗
WOLFMAN’S GRILL 1店舗

磯丸水産FC店3店を含め、176店舗展開している(2016年2月実績)

 

 

 

 

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「常に改善」をモットーとするチェーン戦略

 

磯丸水産の出店当時、この業態は非常に珍しい業態だった。それもそのはず、お店に入れば、お世辞にもキレイとは言えない店内に浜焼き形式で魚介類を提供する海鮮居酒屋。しかも24時間営業という一風変わった業態である。

 

この方式にも理由がある…。まず24時間営業についてであるが、都心では飲食店や病院など夜間に働く方が明け方に訪れ、郊外では24時間営業の飲食店がなく、店を開け続けることが差別化になっている。また、日中はシニア層が海鮮丼をビール片手に頬張る。このように、昼と夜をそれぞれの地域のニーズに併せて展開しているのが「磯丸水産」の大きな特徴である。

 

また、現在、年40店舗出店のペースで急速に拡大を続けている。ショッピングセンターなので、フードコートを中心にビジネス展開を行う「株式会社クリエイト・レストランツ・ホールディングス」に2013年に買収される。これが郊外出店へのノウハウ蓄積や、仕入れの大量購入によって利益を確保。また、これに勢いづき、東証2部に上場。上場で得た資金120億のうち70億以上を新規出店に投資するなど、一気に拡大攻勢に出ている。

 

しかし、競合他社もこれに負けじと同様の業態の出店を加速させている。

海鮮居酒屋「はなの舞」を展開するチムニーは、2013年9月に「豊丸水産」という新業態を立ち上げた。磯丸と同じく浜焼きを売りとするが、魚介だけでなく、肉類のメニューを充実させた。現在の40店を発射台に、2015年12月までに80店体制を目指す。

地鶏居酒屋「塚田農場」を展開するエー・ピーカンパニーも、海鮮居酒屋「四十八漁場」の出店に注力している。客単価は4000円と、磯丸や豊丸の3000円弱に比べ高めに設定。漁師と直接契約することで幅広い魚種を提供する点が売りで、浜焼き業態とは一線を画す。現在は都内を中心に16店の展開にとどまるが、2年後には50店体制を築く計画だ。