[カンブリア宮殿]農村を磨いて本物を生む! 主婦が殺到する人気ブランド店の秘密(サンクゼール) – 2016年11月3日 –

カンブリア宮殿
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こんにちは。ひとりで.comです。

2016年11月3日放送のカンブリア宮殿は「農村を磨いて本物を生む! 主婦が殺到する人気ブランド店の秘密」と題して、株式会社サンクゼールを特集する。

 

添加物を使わないジャムで主婦に大人気、サンクゼールの秘密

 

添加物を使わないジャムで主婦から大人気のサンクゼール。1979年の創業から37年目を迎え、全国に46店舗を展開するサンクゼールの秘密にせまる。

 

 

株式会社サンクゼールの基本情報

サンクルーゼ オールフルーツジャム
サンクルーゼ オールフルーツジャム

サンクゼールの基本情報は以下の通りです。

企業名 株式会社サンクルーゼ
住所 長野県上水内郡飯綱町芋川1260
代表 久世 良三
資本金 1億円
売上 64億円
従業員数 616名(2016年9月現在)パート・アルバイト含む
事業内容 ジャム・ワイン、その他食品の製造販売
ワイナリー、レストラン、売店等の直営及びフランチャイズ展開
展開ブランド:St.Cousair、サンクゼール、久世福商店
店舗数 46店舗

 

 

本物志向のモノづくり

 

↑ジャムの次に人気があるパスタソース↑

 

本社長野県にあるサンクゼールの本店はヨーロッパの田舎をイメージとして作られている。東京や大阪などを中心に観光スポットとして年間12万人もの人が訪れる。

買い物やお土産だけでなく、様々な体験イベントを用意している。ソーセージ作りやぶどう狩りなどといったイベントである。

 

 

 

代表の久世氏は東京都豊島区生まれ。卸問屋の3男として育ったが、大学時代にスキーに没頭した。一度は親の家業を継いだが、その後長野県の斑尾高原でペンションを経営することとなった。

しかし、その後妻と訪れた旅行で転機が訪れる。

旅行先はフランス、ノルマンディー。りんごの発泡酒であるシードルの名産地である。日本とは違う田舎の姿に衝撃を受けた。

そこでの生産者は「自分の作ったシードルが世界各国で売れている。この仕事を誇りに思っている」という事を言っていた。その当時の日本の田舎というと、全くフランスのそれとは違っていた。

このモデルを日本でもできないか…そう思った久世氏は早速日本に帰り、山を買い上げ、加工工場やワイナリーを立ち上げた。もちろん、その時点で貯金があったわけではないため、8億円もの借金を抱えることとなった。

 

時はバブル崩壊後、長野県の片田舎に観光客が来るような時代ではなかった。会社はもちろん立ち行かなくなり、一時は倒産に危機に見舞われた。

そんな中救ったのが、砂糖を一切使わない「ジャム」の存在である。

 

1997年、長野県冬季オリンピックの公式商品としてサンクルーゼのジャムが認められ、爆発的大ヒットとなった。

 

そこから、一気に久世氏の巻き返しが始まる。

 

今では、地元長野で幻のりんごと言われる「高坂りんご」。高坂りんごは江戸時代から続く「和りんご」の一種である。和りんごは酸味が強く食用には向かない。その為、地元でもだんだん生産者が少なくなり、絶滅種となっている。

久世氏はこの高坂りんごに注目し、高坂りんごを使ったシードルを開発。「幻のりんご」を使ったシードルとして売り出すことにし、大ヒット。

 

サンクルーゼでは、試食、試飲を通して本当においしいと思ってもらった人にだけ買ってもらいたい…という信念を持っている。本当においしいもの、体にいいものを追求しているからこそ貫ける新年である。

 

「夢があるからこそやる気が出る」

 

 

久世氏は、そういう。

 

まだまだ、やりたいこと、やるべきことがたくさんあるという。

サンクルーゼの挑戦はまだまだ続くだろう。

 

 

 

 


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