[未来世紀ジパング]ミャンマーに日本の”あの時代”がやって来た! – 2016年11月07日 –

ジパング
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こんにちは。ひとりで.comです。

 

2016年11月7日放送の未来世紀ジパングは「ミャンマーに日本の”あの時代”がやって来た!」と題して、「アジアの奇跡」「ラストフロンティア」と呼ばれるミャンマーを特集します。

 

 

ミャンマーに日本の”あの時代”がやって来た!

 

 

ミャンマーは東南アジアに位置する連邦共和国。1948年から1989年までの国名はビルマ連邦という名称だった。昨今、経済発展が著しい東南アジアの中でも注目を集めるミャンマー。

 

未来世紀ジパング ミャンマー
未来世紀ジパング ミャンマー

 

 

以下の画像はゴールデンロックという、ミャンマー有数の観光地である。この絶妙なバランス。この岩の下にお釈迦様の髪の毛が下にあるからバランスが保てている、と言われている。

国民の9割が仏教徒であるミャンマー。一度は訪れたい場所としてミャンマー国民にも人気を博している。日本人客も4倍以上に増えているという。

そんなミャンマーで”日本式”が活躍している。

 

未来世紀ジパング ミャンマー ゴールデンロック
未来世紀ジパング ミャンマー ゴールデンロック

 

 

 

 

日本式気象レーダーでミャンマーが変わる

 

熱帯気候のミャンマーは天気が変わりやすい。バケツをひっくり返したような雨が頻繁に降り続き、床下まで浸水することもよくある。

 

しかしながら、ミャンマーでの天気予報はまったく当てにならない。

 

現在予報に使っている観測装置は日本の昭和の時代に学校にあった「百葉箱」。気温や湿度を百葉箱で図っている。これでは正確な天気予報は難しい…。従って、天気予報はいつでも「曇り時々雨」である。ミャンマーの人もこれを理解しているため、いちいち雨が降るかどうかを気にして生活していないという。

 

未来世紀ジパング ミャンマー 百葉箱
未来世紀ジパング ミャンマー 百葉箱

 

しかし、ミャンマー国民にとって天気予報は非常に重要な事柄である。というのも、2008年にナルギスというサイクロンがミャンマー全土を襲った。死者行方不明者15万人以上。経済損失は4,000億とも言われる。

この時、天気予報の技術が発展していなかったが故にサイクロンの被害を予測できなかった。もし、サイクロンの予測ができていたら、もっと被害が少なっただろうと。

 

上記百葉箱は、ミャンマー全土142箇所に観測所がある。その情報収集の方法も無線で知らせる方式だという。そして、電話と無線で受けた報告をパソコンにて入力する。その状況でも転機ミスが多発する。

 

しかし、この天気予報方式ももうじき終わることになる。

 

日本政府が40億で気象予報台を無償援助(Official Development Assistance(政府開発援助))したのだ。この気象予報台があれば、予報台の半径50キロ圏内の雨雲をリアルタイムで移すことが可能。この予報台を将来的には3台設置して80%をカバーする予定だという。

 

 

 

 

車の発展とともに日本式ガソリンスタンドが活躍

 

ミャンマー国内では日本車が大人気で、日本の中古車が9割以上を占める。

しかし、ミャンマーは世界で一番車が高いと言われていた。というのも、車を輸入できるのは政府や特定の企業に限られていた。車を輸入するだけで、1,000万以上する事もあった。

 

昨今その制度も変更され、輸入許可証は1,000万から数十万程度まで下がった。そのせいもあって、各国の自動車会社も新車を売ろうと進出してきている。

 

 

しかし、その裏で出てきているのが「闇ガソリン」である。闇ガソリンは60円 / リッターと日本の半額である。この価格は一般的なガソリンよりも高いという。

まだガソリンスタンドが発達しておらず、政府も黙認している状態だという。

 

 

通常のガソリンスタンドでは50円 / リッター。大きな声で接客、窓拭きサービス、15リットル以上給油の場合は、水を1本プレゼント、と日本式のサービスで人気を集めているのが、「冨尾石油」である。

冨尾石油は関西で13店舗を経営している。2016年2月にミャンマーに進出した。

 

日本では、ガソリンスタンドが6万箇所もあったのが今では3万箇所に減っている。日本で、今後ビジネスを拡大していくのは難しいと感じ、ミャンマーに進出したという。

 

 

 

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たった2年で激変!ティワラ経済特区

 

ティワラ経済特区は広さ東京ドーム80個分の広大な地域で、日本のODA(Official Development Assistance(政府開発援助))で約250億円が2014年に投資されている。

 

ここがたった2年で大きな工業団地ができあがっている。2015年9月に完成し、日本をはじめ世界17カ国・地域から79社が集結する予定であるという。

王子製紙やエースコックといった企業が日本からも進出しており、半数が日本企業だという。

 

そんな中、いち早く生産を開始したのがフォスター電機

 

フォスター電機はiPhoneのヘッドフォンなどを生産している企業で、ミャンマーの生産工場における生産ラインは全員が女性で、平均年齢は22歳という若さだという。

 

 

 

経済発展を急速に進めるミャンマー。スマホの普及率も2014年に10%だったのが、2016年には100%になるだろうと言われているほどの速さである。

 

 

今後のミャンマーの経済発展に注目していきたい。