2016年上半期 話題となったYoutube動画広告ベスト10

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こんにちは。ひとりで.comです。

 

Youtubeを運営するGoogleが2016年 上半期に話題となったYoutube動画広告ベスト10と題して、その動画と、特徴についてまとめていました。

 

 

2016年 上半期で話題になったYoutube動画広告ベスト10

 

第1位から第10位までの発表とともに、どうしたら話題になるのか…という点についても言及したいと思います。

 

第1位:ナイキフットボール「ザ・スイッチ」

Nike Football Presents: The Switch ft. Cristiano Ronaldo, Harry Kane, Anthony Martial & More

Creative Agency: Wieden+Kennedy
Media Agency: Mindshare , Wieden+Kennedy

 

スペイン戦でボールボーイをしていたチャーリーと、試合に出ていたクリスティアーノ・ロナウドが激突と同時に体が入れ替わってしまう…そして入れ替わった後、それぞれが努力を重ねて、またサッカーの試合会場で対戦する…というストーリーです。

 

体が入れ替わってしまう瞬間やその後のストーリーなど、なかなか見ごたえのある動画となっています。

 

 

 

第2位:株式会社明治 石原さとみ出演 ガルボミニ 食べ方講座

【WEB限定】石原さとみ出演 ガルボミニ 食べ方講座

Creative Agency: Nitto
Media Agency: Nitto

 

女優石原さとみさんが、明治のガルボミニの色々な食べ方を紹介する動画。食べ方と言っても他のお菓子と組み合わせたりするわけではなく”◯◯ガルボ”といったような形で、例えば、袋からガルボを取って口に運ぶまでの様子を事細かに説明しながらガルボを食べる”実況ガルボ”といったような食べ方を紹介しています。

 

 

 

第3位:au「夏のトビラ・一寸法師、登場」篇

TVCM │ au「夏のトビラ・一寸法師、登場」篇

Creative Agency: Dentsu
Media Agency: Dentsu

 

こちらはKDDIが運営するauのTVCMでもおなじみの桃太郎キャラクターの一寸法師編。これまでのCMでも実は画面の隅に小さな一寸法師がいたが、このCMで初めてfeatureされ、他のキャラクターとも同じ大きさにて登場したCMです。CMとほぼ同等の素材のようですが、Youtube動画でも多くの視聴を集めたようです。

 

 

 

 

第4位:ネットフリックス フラーハウス 予告編【吹替版】 – Netflix [HD]

フラーハウス 予告編【吹替版】 – Netflix [HD]

Creative Agency: Netflix (US/JP)
Media Agency: Netflix (US/JP)

 

フルハウスとは、1987年から1995年にかけて全192話で放送されたアメリカのシチュエーション・コメディ(テレビドラマ)である。いわゆる、いまや動画サイトの登場で一般的となっている「海外ドラマ」の走りと言って良いだろう。そのスピンオフ版がこの「フラーハウス」である。明らかにこの「フルハウス」をターゲットにしたドラマであり、ネットフリックスがこの動画を通して獲得したいターゲットが見て取れる。

 

 

 

 

第5位:バンホーテンココア- 理想の母親

VAN HOUTEN COCOA -バンホーテンココア-理想の母親

Creative Agency: AOI Pro.
Media Agency: Tokyu Agency

 

 

「理想の母親」と題して自分の描く「理想の母親像」と「現実」とのギャップの感じ、苦悩する母親をドキュメンタリータッチで捉えた動画。母親のいないところで、子供に対して常日頃ママに感じている事を聞いている。家族の幸せはママが支えている…とココアがもたらす暖かさと母親と子供の絆をあらわす暖かさをリンクさせた動画になっている。

 

 

 

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第6位:Beats by Dre / E-girls

Show Your Color ft. E-girls | Beats by Dre

Creative Agency: Hustle
Media Agency: TBWA\HAKUHODO

 

アメリカのカリフォルニア州に本社を置くオーディオ機器メーカーのビーツ・エレクトロニクスが販売するヘッドホンのプロモーションムービー。E-girlsを起用し、それぞれのメンバーがそれぞれの色で自己表現を行う。ビーツの特徴としても機器のカラーバリエーションを謳っている部分もあり、そこと重なり合わせて独特の世界を表現している。

第7位:“PlayStation 4” CM「山田は呪文をとなえた篇」 『ドラゴンクエストヒーローズⅡ 双子の王と予言の終わり』

 

 

俳優:山田孝之さんがサラリーマンに扮して、会議でのプレゼンのひとコマをドラクエの呪文を交えて行うYoutube動画。30年目のドラクエという事もあり、ターゲットは明快。子供の頃ドラクエにハマっていた世代はいまや30代や40代。そのターゲットに向けて、普段の生活とドラクエの世界をシンクロさせた情景をあらわしている。

 

 

 

第8位:PlayStation Japan 特別映像「“ PS4 タイトルZOKUZOKU 2016” feat. tofubeats」

特別映像「“ PS4 タイトルZOKUZOKU 2016” feat. tofubeats」

Creative Agency: Hakuhodo
Media Agency: Dentsu

 

PS4の発売にあたって、発売ソフトのタイトルを紹介した動画。ストリートファイターやガンダム、進撃の巨人といったビックタイトルをまとめてPSのおなじみのビートに乗せて紹介している。一見単なるCM動画に見えるが、その軽快なリズムと懐かしのゲーム映像で、最後まで続けて見てしまいたくなる仕掛けが盛り込まれている。

第9位:ユニ・チャーム sofy presents 「すべての就活女子へ」

sofy presents 「すべての就活女子へ」

Creative Agency: J. Walter Thompson Japan
Media Agency: Mindshare Japan(GroupM Japan)

 

「すべての就活女子へ、すべての女の子へ」というメッセージをのせた就活生へ送る動画。女優の新川優愛さん演じる就活生が、就職活動を通して思い悩む姿を描く。生理用品を扱うユニ・チャームの「自分自身に思い悩む就活生」に向けた応援メッセージを送る動画として注目を集めた。

第10位:UCC上島珈琲 桑田佳祐「大河の一滴」×UCC BLACK無糖

桑田佳祐「大河の一滴」×UCC BLACK無糖 WEBムービー

Creative Agency: ENJIN

 

 

曲を聴いて頂ければ、CMで聴いたことがある、という方が多いのではないでしょうか?その長編バージョンとして動画を公開。CMではワンコーラスのみでしたが、Youtubeというプラットフォームによって、秒数にとらわれずにストーリーを展開している。

 

 

動画広告のポイントは一貫性・ターゲットを絞る・コラボレーション

 

 

 

ポイント①:一貫性

この一貫性、というのは「ストーリー」という言葉に置き換えることもできるかもしれません。ナイキの例にしても、明治のガルボの例にしても、au桃太郎の例にしても、全て一貫性をもってストーリー建てられています。こうした、その動画の中で一体何が起きるのか、また続編が気になる、といった動画の作り方は人の注目を集める要素のひとつと言えるでしょう。

 

ポイント②:ターゲットを絞る

フラーハウス、理想の母親、ドラゴンクエスト、ユニ・チャームなどは明らかにターゲットを絞った動画となっています。ターゲットを絞ることによって、訴求内容がより鮮明になります。それがそのターゲットに響く内容であれば、より共感を呼び、話題性が高まります。ターゲットが広すぎたり、不鮮明だと、主張自体が明確ではなくなり、共感を呼ぶことが難しくなります。

 

ポイント③:コラボレーション

E-girlsや桑田佳祐など、商品の特性とコラボレーションするアーティストの特性がマッチすればするほど、その動画はよりファンからの支持を集めることができます。