[がっちりマンデー!!]築地だけじゃないガチンコ勝負!「あなたの知らない市場」 中古車が1台20秒で売れる!?ボロボロ材木の値段が急騰!?- 2016年11月20日

がっちりマンデー
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こんにちは。ひとりで.comです。

2016年11月20日放送のがっちりマンデー!!は「築地だけじゃないガチンコ勝負!「あなたの知らない市場」 中古車が1台20秒で売れる!?ボロボロ材木の値段が急騰!?」と題して全国の市場を特集します。

 

 

魚だけじゃない。築地・豊洲以外にもある、盛り上がる市場

 

 

群馬県前橋市の中古オフィス家具の市場

大手オフィス家具メーカー、プラス株式会社の子会社であるプラスロジスティクス株式会社が主催している中古オフィス家具の市場。

デスクや椅子、ロッカーやホワイトボードといったオフィス家具が1,000点ほど集まっている。

 

 

中古オフィス市場はリーマンショック直後に市場規模が大きく縮小することになったが、その後はゆるやかに増加してきている。

 

がっちりマンデー 中古オフィス家具市場
がっちりマンデー 中古オフィス家具市場

 

また、選挙などが行われると、中古のボロボロになったオフィス家具が高く売れるという。これは、選挙事務所などが、敢えて中古のボロボロのオフィス家具を用意することで庶民派を装おうとしている結果だという。

 

もともと今回の市場を運営するプラスロジスティクス株式会社は、プラス株式会社が販売するオフィス家具の配送を行っていた。その際に出た中古の家具を引き取り、それを市場として集めて出品させたのが始まりだという。

 

これで年間5億円ほどの売上を出している。また、売れ残ったオフィス家具について、株式会社ナカダイに依頼し、解体した上で、その屑を販売している。結果的に無駄なくオフィス家具をリサイクルできる仕組みができあがっている。

 

 

 

 

愛知県弥富市の金魚卸売市場

 

がっちりマンデー!! 金魚
がっちりマンデー!! 金魚

 

 

愛知県弥富市の株式会社マルウ。こちらの会社が運営するのは日本金魚卸売市場。いわゆる金魚の市場である。日本における金魚の三大産地は東京都江戸川区、愛知県弥富市、奈良県大和郡山市である。

 

奈良から始まった金魚の養殖が愛知に伝わり、明治末期に東京都江戸川区に移った。大和郡山市では現在、年間金魚約6,165万匹、錦鯉約2万匹が販売されている。

弥富市では金魚の経営体数が平成20年で102ある。昭和58年の210から半減しているもののまだ100以上も残っている。江戸川区は公式サイトによると、1940年(昭和15年)に金魚生産5000万尾で輸出も行っていた。

 

1954年(昭和29年)には東京の金魚生産業者の3分の2が江戸川区に集中した。1972年(昭和47年)には江戸川区の金魚生産は1500万尾にまで減少した。現在では金魚養殖業者は2軒にまで減少している。

愛知県弥富市では、年間100回ほどのセリが開催されており、およそ3,000万匹が取引されている。想像に難くないが、金魚の取引数は年々減少しているが、近年ではアートアクアリウムなどで金魚が使われる事もあり、多少下げ止まりを見せている。

 

この弥富市の市場では、「丹頂、東錦、頂点眼、桜錦、ピンポンパール、水泡眼、六鱗、ランチュウ」といった種類の金魚が取引されている。

 

頂点眼1匹は250円、リュウキンは15,000円ほどで取引されているという。取材のこの日は5万匹の金魚が完売。

 

1日のセリで400万ぐらいのお金が動き、その10%が市場の売上となるという。

 

 

 

 

 

 

愛知県東海市の中古車オークション市場

株式会社ユー・エス・エスが運営する愛知県の中古車オークション市場。参加するのは全国の中古車販売店である。株式会社ユー・エス・エスは週に1回、オークションを開催しており、一回のオークションで約1万台もの中古車がオークションにかけられている、という。

 

がっちりマンデー ユー・エス・エス 中古車オークション1
がっちりマンデー ユー・エス・エス 中古車オークション1

 

オークションでは、人気の自動車からマイクロバス、農耕用の工作機械もオークションに出されている。1日のオークションで60億円のお金が動くという。売上の仕組みは、オークションで落札された中古車の落札金額の数%を売り手と買い手からもらう仕組みである。

 

 

オークションは以下の様な座席から入札を行う仕組みになっている。

がっちりマンデー ユー・エス・エス 中古車オークション2
がっちりマンデー ユー・エス・エス 中古車オークション2

 

座席にある画面から出品されている車の状態などを確認した上で、入札を行う。金額を直接入力する形ではなく、ボタンを1回押すと数千円入札価格があがるような仕組みで効率化を行い、1日1万台以上がオークションできるようにしているという。

がっちりマンデー ユー・エス・エス 中古車オークション3
がっちりマンデー ユー・エス・エス 中古車オークション3

 

また、直接オークション会場に行かなくても、月額1万強にてインターネット上でオークションに参加することができる仕組みも導入。全国で約2万9000社が会員となっているという。

 

 

 

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大分県日田市の木材市場

 

がっちりマンデー 日田木材市場
がっちりマンデー 日田木材市場

 

大分県日田市の約3万坪(東京ドーム2個分)の広大な敷地に用意された木材市場。株式会社日田中央木材市場が運営している。市場では約4万本もの材木が置かれている。

 

大分県日田市は、市周辺に山間部があり、昔から林業で栄えてきた。従って、木に関連する下駄づくりや漆器産業が栄えていた。しかし、近年は安い外国産の木材が入ってくるようになり、衰退傾向にあるという。

それでも日田市内には今でも木材市場が7箇所もある。

1回のセリで約6,000万前後のお金が動く。売上に対する数%の手数料と木材を並べたりする手数料のみで成立している。

 

セリにかけられる木材の価格はというと…ヒノキ1本で4,000円ほどの価格である。

 

前述のように国産木材の需要が減っていて、価格が下がっており、いまは国産木材は3割程度となっている。しかしながら、これまで放っておいた間伐材が今では発電用材木=バイオマス発電の原材料として使われるようになっている、という。