[がっちりマンデー!!]ロードサイドビジネス最大の激戦区「国道16号線」に大注目!- 2016年12月4日

がっちりマンデー
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こんにちは。ひとりで.comです。

2016年12月4日放送のがっちりマンデー!!は「ロードサイドビジネス最大の激戦区「国道16号線」に大注目!」と題して、国道16号で儲かる企業を特集します。

 

 

 

儲かる国道16号。ロードサイドビジネスで拡大する店舗ビジネス

 

国道16号
国道16号

国道16号といえば、神奈川は横須賀市から、関東一円をぐるっと一周、千葉県の富津市まで伸びる、国道の中でも最大級の幹線道路です。ここはロードサイドとして、様々な企業がしのぎを削る土地。一体どんな企業がどんな戦略でビジネスをしているのでしょうか?

 

 

暇つぶしに最適?複合カフェの快活クラブ

 

がっちりマンデー 快活クラブ
がっちりマンデー 快活クラブ

 

上記のようなオレンジの看板を掲げた「快活クラブ」という店舗をご存知でしょうか?

快活クラブ株式会社ヴァリックという会社が運営する複合カフェです。株式会社ヴァリックは紳士服のAOKIホールディングスのグループ会社です。ロードサイドの店舗展開を得意としており、快活クラブ以外にも、カラオケ店のコートダジュールやフィットネスの快活フィットネスCLUBも展開しています。

 

快活クラブは国道16号沿いに11店舗も出店しており、コミックやインターネットが利用できるインターネットカフェに加え、同店でカラオケ、ビリヤード、ダーツなども楽しめる複合カフェとなっています。しかも、全て同一料金下の時間単位で楽しめるため、長時間店舗内で楽しむことが可能です。

主要なお客さんは、おひとりさまやカップルだけでなく、家族連れも多く訪れるという。従って、一般的なインターネットカフェにあるような個室だけでなく、家族数人で入ることができるリビングルームのような比較的大きな部屋も用意されている。

 

快活クラブの出店戦略としては、「12時間の交通量が1万台以上の道に出店している」という。国道16号はその倍以上の交通量が見込めるため、多く出店しているという背景がある。

 

快活クラブは、一般的なマンガ喫茶よりも平均滞在時間が長い。一般的なマンガ喫茶の平均滞在時間が約3時間のところ、快活クラブの平均滞在時間は約4時間。顧客単価をあげるために施策として、快活クラブでは食事に力を入れているという。快活クラブにてオーダーできる料理は50種類以上。長時間滞在すると、お腹もすいてくるため、料理に力を入れることによって、より長期の滞在と顧客単価向上を狙っている。

 

現在、快活クラブは321店舗を全国で展開し、年商は300億円にものぼるという。

 

 

 

 

 

 

なんでも買い取り、いるだけで楽しめるセカンドストリート

 

がっちりマンデー セカンドストリート
がっちりマンデー セカンドストリート

 

青い看板が目印の「セカンドストリート」。大きな駐車場と大きな売り場面積を持つこの店舗では、ゲーム売り場、ギター等の楽器売場、招き猫や日本人形、洋服などありとあらゆるものが陳列されている。

セカンドストリートは上記に加えて、古着や家電製品なども買い取り販売している総合リユースショップである。

国道16号沿いには現在6店舗を運営している。現在セカンドストリートは全国に500店舗を運営しているが、その500店舗で売買されている1,700万店もの商品を全てデータベース化し、買い取り価格やトレンドなどを管理している。

 

その独自のデータベースによって、どんな時期に何が売れやすいのか、そこから遡ってどの時期に何を高く買い取ればよいのか…などがひと目でわかるようになっている。

 

例えば、お年玉をもらった若者が正月を過ぎると楽器を買いに来ることが多いので、11月の2週には楽器を少し高めに買い取ろう…何故か冬前にドライヤーが売れる、お盆前にチャイルドシートが売れる…といった独自のデータを駆使して、商品の買取戦略、販売戦略を構築している。

 

セカンドストリートの親会社はレンタルCDショップのゲオ(GEO)である。この2つのビジネス形態が結びつくことで、DVDをレンタルしに来たついでに中古品を見てみる。レンタルDVDを返却したついでに不用品を売る、などの相乗効果を生み出すことに成功している。

いまや年間の売上は500億を超えているという。

 

 

 

 

 

 

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ショッピングモールにスピード美容室:カットオンリークラブ

 

がっちりマンデー カットオンリークラブ
がっちりマンデー カットオンリークラブ

 

株式会社オオクシが展開する「カットオンリークラブ」国道16号沿いのショッピングモールに出店している激安美容室である。カットのみだと1,550円という低価格帯でサービス提供している同社であるが、一般的な1,000円カットと何が違うのだろうか…。

 

一般的な1,000円カットと異なるのは、”美容室である”ということである。1,000円カットのほとんどは、”理容室”であり、ほとんどのお客さんが男性客である。しかし、カットオンリークラブは美容室という形態を取っており、お客さんの男女比は半々であるという。

また、カットについても、一般的な1,000円カットサービスのようにカット時間ではなくその他の部分を短縮することによって効率性をあげている(1,000円カットでは、カット時間が15分程度だが、カットオンリークラブは平均25分)。

 

 

 

効率を上げる施策その1:受付方法

カットオンリークラブでは、予約は一切受け付けていない。予約と予約の間の時間に隙間時間ができてしまい、その時間が非効率であるという理由により、先着順でのカットを行っている。ショッピングモールを中心に店舗展開している事が功を奏し、受付を済ませて時間までショッピングモール内で時間つぶしをすることが可能なのである。

 

 

 

 

効率を上げる施策その2:細かい工夫

無駄を省く細かい工夫を随所で行っている。例えば…美容室の壁110センチまでの高さの部分はホワイトボードのような素材の壁紙を用いている。というのも、美容師さんが腰につけているシザーケースが壁に当たり、汚れる事が多かったため、その掃除時間を少しでも少なくするため、壁紙の素材を変更している。これによって1日20分の掃除時間を短縮することに成功したという。

 

また、カットの際に被るカットクロス(ケープ)は一箇所にまとめて置いてある美容室が多いが、カットオンリークラブでは、常にお客様近くのワゴンに設置している。それによって美容師の移動時間を短縮しているという。

こういった細かい工夫をすることによって無駄を省いている。

 

現在カットオンリークラブ関東を中心に43店舗を展開。年間14億の売上を誇る。

1美容室で4人から5人。1日20人ほどさばくオペレーションとなっている。当然対応するお客さんが多いので技術はどんどんあがっていく仕組みになっているという。