[夢職人](IKEUCHI ORGANIC)風で織るタオル〜究極のタオルづくりに挑む – 2016年12月17日 –

夢職人
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こんにちは。ひとりで.comです。

2016年12月17日放送の日経スペシャル夢職人は風で織るタオル〜究極のタオルづくりに挑む と題してIKEUCHI ORGANICを特集します。

 

「風で織るタオル」OEMから自社ブランドへ

 

IKEUCHI ORGANIC
IKEUCHI ORGANIC

 

IKEUCHI ORGANICの基本情報

企業名 IKEUCHI ORGANIC 株式会社
住所 愛媛県今治市延喜甲762番地
創業 1953年(昭和28年)2月11日
代表 代表 池内 計司  / 代表取締役社長 阿部 哲也
事業内容 オーガニックテキスタイルの企画・製造・販売
(タオル、マフラー、ベッドリネン、インテリアファブリック、アパレル素材など)
資本金 70,000千円
売上 6億円
従業員数 35名

 

 

代表池内氏の苦難と挑戦

 

代表の池内 計司氏は、愛媛県今治市生まれ。親が池内タオルというタオル屋を経営している息子として生まれた。大学卒業後、池内氏は松下電器産業(現パナソニック)に入社。その後1983年に家業を継ぐために池内タオルに入社した。同年に社長に就任した。

 

1980年代は、安価な中国製品の台頭によって、タオル業界は下火の状態となっていた。今治は今でこそタオルのブランドとして有名な産地となっているが、当時はまだ高級ブランドへのOEMが中心であり、自社ブランドと言われる製品はほとんどなかった。

 

池内氏は、環境に良いタオルづくりを掲げ、自社工場の電気を全て風力発電に変更した。

また安全性に影響のある染色過程のにおいては、地元企業7社でタッグを組み、世界最高レベルの廃水処理場を設立し、デンマーク・ノボテックス社のノルガード前社長に池内氏自らが教えを請い、環境負荷の少ない染色技術(ローインパクトダイ)を導入した。

 

そして、「最大限の安全と最小限の環境負荷」をコンセプトに「IKT」という自社ブランドを立ち上げ、この環境配慮への徹底ぶりがお客さんの評判を生み、一躍一流ブランドとしての確固たる地位を確立するに至った。

 

そしてヒット商品である「風で織るタオル」を開発し、全国200店舗以上で取り扱われるようになった。そんな順風満帆だったとある時期に、悲劇的な事が起きる。それは、OEMの売上の7割を支えてきた取引先が倒産したのである。それによって、負債は約10億に膨らんだ。

この規模の負債を抱えると、そのまま続けていくことができない…となり、やむを得ず民事再生の手続きをすることとなった。

 

2007年、民事再生手続きが終了。。その後、“風で織るタオル”は、「グリーン購入大賞」「新エネルギー大賞」などを軒並み受賞し、東京、京都、福岡に直営店3店をオープンさせるなど、復活を遂げた。

 

 

IKEUCHI ORGANICでは、

『2073年(創業120周年)までに赤ちゃんが食べられるタオルを創る』

ということを目標に、これからも安心安全、そして環境にやさしい究極のタオルづくりの姿勢を崩さずに進んでいきたいということである。