こんにちは。ひとりで.comです。
今日は、Excel(エクセル) for Macで絶対参照を簡単に表示させるためのショートカットの使い方について紹介していきたいと思います。
Excel(エクセル) for Macでの絶対参照のショートカット
絶対参照と相対参照について
Excel(エクセル)における絶対参照と相対参照については、以前の記事にて紹介しました。
相対参照
あるセルを基準にして、目的のセルを指定する方法をいいます。他のセルに複写されたり、行や列が挿入されると、それに応じて指し示すセルの位置が変化します。
絶対参照
ワークシート上の絶対的な位置に基づいて、そのセルを指定する方法をいいます。そのセル参照が他のセルに複写されたり、行や列が挿入されても指し示すセルの位置は変化しません。
絶対参照にするショートカットの方法は?
ではどのようにショートカットすれば良いのか見ていくことにしましょう。
※今回はExcel for Macでのショートカットの使い方の案内となりますので、画像での方法、表示についてはMacでの挙動であることを予めご了承ください。
例えば、以下のような支店ごとの売上比率を出そうと思った場合、F列のセルに
=C3/C10
と札幌支店の売上÷全国合計の売上を出します。それを他の支店でも出そうと思った場合、そのまま数式をコピーするとどのようになるでしょうか?
数式をそのままコピーして反映させてきました。すると以下のようにエラーが表示されてしまいます。数式のコピーはセルを移動させると、数式自体の指定先セルも移動してしまうため、セルを固定する必要があります。今回の場合ですと、分母となるC11を固定させて、数式をコピーしても分母は常にC11になるように設定する必要があります。
この悩みを解決するのが、絶対参照です。絶対参照を使いたい場合は、行列番号の前に「$(ドルマーク)」をつけるんでしたね。「$ドルマーク」をつける際はひとつひとつ$(ドルマーク)をつけても良いのですが、それだと効率が悪いので、絶対参照(複合参照も可)のショートカットを覚えておくと良いでしょう。
絶対参照のショートカットは…
Command + T
にて可能です。
なお、Command + Tは複数回押すことによって、絶対参照から複合参照へ変更することが可能です。
このようにExcel for Macでは、絶対参照をする際、ショートカットとして、Command + T というコマンドを用います。Windowsにおける絶対参照のショートカットはF4ボタンなので、Macを使っている人は幾分戸惑う部分もあるかと思いますが、慣れてしまえば問題ありません。
なるべくショートカットを用いるように心がけて、Command + Tに早く慣れてしまうと良いと思います。