こんにちは。ひとりで.comです。
連続した数値データをオートフィル機能を活用して効率的に入力する方法
【目次】
オートフィル機能の前回のおさらい
前回、Excel(エクセル)でのオートフィル機能の使い方について紹介しました。オートフィル機能を使うと、連続したデータを簡単に入力することができました。入力できるデータは、月や曜日、数値など限られたものになりますが、それでも一つ一つ入力しなくても良いのは、非常に入力効率が高いです。
【オートフィル機能で活用できるリスト一覧】
前回紹介した記事は以下です。
オートフィル機能:数値データを用いるときの活用法
ここまで、オートフィルの活用法について紹介してきましたが、数値を用いてオートフィル機能を使う時は少し使い方の広がりがあります。すなわち、色々な方法でオートフィルを活用することができます。今回はその方法について見ていきたいと思います。
偶数・奇数のような特殊な数値の並びをオートフィルで実現する
数値の並びは何も1,2,3…といったものだけではありません。偶数や奇数といったように、規則的に変化していく場合も数値には存在します。そんな場合でもオートフィル機能は活用できます。
まず、ここでは、奇数の数値を用いて見ていくことにしましょう。Excel(エクセル)のセルに奇数の連続した数値を以下のように入力しましょう。
次にこの2つの数値を範囲選択した状態で、範囲の右下にある[フィルハンドル]をカーソルにあわせて下に引き伸ばしましょう。
すると、1,3…という連続データの法則性を読み取って、そこから下の数値は奇数の連続したデータになっています。奇数のデータをひとつひとつ手作業で入力することなく、一気に必要な数値まで作成することがこれで可能となります。
大きな数値の差でもその法則性をオートフィルで実現する
上述は偶数・奇数といういわゆる一般的な数値でしたが、数値でオートフィルを用いる場合は、2つの数値の差分を読み取って、連続した法則性のあるデータを自動的に算出してくれるというのがオートフィル機能の特徴のひとつでもあります。従って、偶数・奇数というようなデータではなくても、オートフィルの機能を存分に活用することが可能です。
それでは、一度に2つの事例を見ていきましょう。
B列には10,20…と、C列には5,10と2つのパターンを用意しました。これらをオートフィルを使ってセルを引き伸ばしてみるとどうなるでしょうか?
上述と同様に、カーソルを右下の部分に当てた状態で、左クリックをしたまま下に引き伸ばしてみましょう。
すると…オートフィルが適用されました。10,20…とデータが入っていた部分に関しては、10ずつ数値が追加されてセルに入力されています。また、5,10…とデータが入っていた部分に関しては、5の倍数で数値が入力されています。
このようにオートフィルで数値を活用する場合は、単純に連続した数値だけでなく、規則性のある数値に関しても対応しています。