[ガイアの夜明け]シリーズ「地方からの挑戦」① 異色の企業が 名産品をつくる! – 2017年1月10日

ガイアの夜明け
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こんにちは。ひとりで.comです。

2017年1月10日放送のガイアの夜明けは「シリーズ「地方からの挑戦」① 異色の企業が 名産品をつくる!」と題してヤンマーが手がけるくにさきオイスター、井上石灰工業のTOSAワインを特集します。

 

地域を再生させる異色の企業の挑戦

 

農機具メーカー「ヤンマー」が挑戦!くにさきオイスター

 

くにさきオイスター ヤンマー
くにさきオイスター ヤンマー

 

少し前まで苦手な人が多かった生牡蠣が密かなブーム。養殖技術の進歩で個性的な生牡蠣が増えている。

大分県国東市。瀬戸内海に面した人口3万人の港町。無名の地、国東でもカキ産業を興そうとしている。国東市の主な産業は漁業。しかし、漁獲量の減少や後継者不足で市内の産業が危ぶまれている。これをなんとかしたいと牡蠣に目をつけたのだ。

農機具メーカー「ヤンマー」が”くにさきオイスター”という牡蠣ブランドを立ち上げようというのだ。

なぜ農機具メーカーが牡蠣なのか…

牡蠣の養殖にあたっては船も必要になるし、漁獲した牡蠣を釣り上げる機械も必要になる。そういった面で相乗効果が期待できる

という。

実はヤンマー、農機具だけでなく、漁船やボートも製造している。しかしその製造数はピーク時の20分の1まで落ち込んでいる。衰退する漁業を活性化して漁船の数も増やす、それが”くにさきオイスター”の真の狙いである。

 

 

日本で養殖されているのはほとんどマガキという種類。気候や水の温度によって各地方でも味が大きく変わるという。一般的な牡蠣の養殖法は幼生がついたホタテの貝殻などを海に吊るして育てる方式である。収穫まで約2年 – 3年かかるという。

しかし、ヤンマーでは独自の方法で養殖を行っていた。なんと約10ヶ月ほどで食べられるほどの牡蠣になるという。

 

牡蠣は一般的に20度を越える水温下では、プランクトンを食べて殻を大きくさせる。そして水温が20度を下回るとプランクトンを食べて実を大きくさせる。一般的な養殖では、気候変動に合わせて同じ場所で2年ほど置くことでこれを達成する。しかし”くにさきマイスター”は殻を大きくさせる時は干潟で、実を大きくさせる時は沖合で、と使い分けて育てている。これがわずか10ヶ月で収穫できる秘密です。

 

 

 

 

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石灰の企業がワイン作りに挑戦?井上石灰工業のワイン

 

井上石灰工業 ワイン
井上石灰工業 ワイン

 

高知県南国市に本社を構える井上石灰工業。130年以上の歴史を誇る老舗。メイン事業は石灰であらゆる石灰を取り扱う。ここ最近は石灰の需要が減少し、南国市に多くあった石灰の工場はこの20年間で半減。南国市の石灰事業は苦境に立たされていた。そこで井上石灰工業は新たな一手に打って出た。それがワインである。4年前からワイン用のぶどう作りをスタートさた。

 

なぜ、南国市でワインなのか…実はワインの名産地であるフランスのブルゴーニュ地方の周辺も石灰が連なっている。南国市の井上石灰工業の周辺でも石灰の山が存在する。本場フランスと同じような土壌を持つ南国市なら良いぶどうが作れるのではないかと考えたのだった。

 

また井上石灰工業は石灰を使った自社開発の殺菌剤「ICボルドー」を持つ。これをぶどう栽培にも活用しようというのだ。ぶどうは菌が増えやすく雨に弱い。南国市は気候上雨が多いという特徴を持つので、ICボルドーが役に立つという。

 

高知県にはワインの醸造所がないため、今年は山梨県のスズラン酒造に醸造を委託するという。今年のぶどうは品質・糖度ともに上々の出来だという。