こんにちは。ひとりで.comです。
2017年2月21日放送のモーニングチャージのビジネスフォーカスは除菌・消臭効果が期待できる二酸化塩素をつかった大幸薬品のクレベリンを特集します。
さまざまな用途で使われる除菌・消臭効果のクレベリン
二酸化塩素を発生させて除菌や消臭に効果が期待できる商品を開発して注目を集める大幸薬品の最新技術と販売戦略にフォーカスします。
除菌・消臭効果のクレベリン(大幸薬品)
大幸薬品が開発したクレベリン。家庭で手軽に除菌・消臭を期待できる商品。中に液体が入っており、付属の粉を混ぜることによって化学反応が起こり二酸化塩素が発生する仕組みとなっている。二酸化塩素にはウイルスや菌などを抑制し、除菌や消臭の効果が期待される。
特にインフルエンザが流行するこの時期に売上が好調。年間26億円の売上となっている。
大幸薬品の担当者は…
空気清浄機はあったが、目に見えないウイルスや菌に対するケアはなかなか着目されていない分野であった
と語る。
クレベリンを自社商品へ(ドウシシャ)
そのクレベリンの効果を自社製品に活用した企業がある。それが…家電などを販売するドウシシャである。2年ほど前からクレベリンを搭載した加湿器を開発し販売。使い方は一般的な加湿器とほぼ同じ。特殊な加工をされたクレベリンをセットすると、LEDの光が当たり二酸化塩素が発生し、加湿をすると同時に除菌ができる効果が期待されている。
また、加湿を行わなくても、クレベリン機能のみを稼働することもできるため、オールシーズンでの売上効果に期待を寄せている。
ドウシシャの担当者は…
加湿器は長年作ってきたが、商品開発に新しい一手が欲しいところで、クレベリンLEDという技術を知った。これによって他社との違いを明確化することができるようになった
と言う。
オートバックスでもクレベリンが好調
一方、クレベリンはその他の用途にも用いられており、都内のカー用品店、オートバックスでは、デンソーと大幸薬品が共同で開発した”車両用クレベリン”の売上が好調である。クレベリンを機械の中にセットし、車の中に設置。約10分ほどそのまま放置すれば、社内の除菌や消臭ができるという。この手軽さがうけ、カー用品店だけでなく、自動車ディーラーやタクシー会社なども導入している。
特に子供がいる家庭などでは、12月後半のインフルエンザやノロウイルスが流行り始める時期から購入される人が多くなる。子供も乗せたり、送迎をするなどたくさんの人を乗せる用途で需要が増しているという。
様々な場面で広がる二酸化塩素を使った除菌・消臭サービスが今後どのような展開を見せるか注目です。