[モーニングチャージ]( 季の美京都ドライジン / クラフトジン岡山 ) 日本発!クラフトジン – 2017年2月27日

ビジネスフォーカス
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こんにちは。ひとりで.comです。

2017年2月27日放送のモーニングチャージ / ビジネスフォーカスは「日本発!クラフトジン」と題して、近年増加している日本でのカクテルなどで使われるジンの生産。海外への輸出も視野に入れた新たな動きにフォーカスします。

 

 

 

京都産の季の美 京都ドライジン

 

東京紀尾井町にあるザ・プリンスギャラリーの35階にあるザ・バー イルミードというおしゃれのバーで話題になっているのが、ジンのカクテル。ジンは穀物を使った香りのある蒸留酒でアルコール度数は40度前後と高め。イギリスが本場のお酒であるが、このお店で使用しているのは、なんと京都産のジン。

 

通常、ジンは小麦などの穀物がベースであるが、京都産のジンはお米をベースに作っており、様々な素材になじみやすいという。

 

その京都産のジンが

季の美 京都ドライジン

 
通常のジンと違い、米を使用しているのが特徴で、昨年の発売以来3ヶ月で3万本を販売したヒット商品である。その味は、本場イギリスでも評価され、イギリスの酒類専門誌でもっとも革新的な商品1位を獲得したほどである。

 

京都産のジンは、京都市内の京都蒸留所で作られている。ここでジンを作っているのは…日本人ではなく、イギリス人のデービット・クロールさん。日本に来て20年になるという。京都の食材に惚れ込んで京都の食材でジンを作ろうと思いたち、日本酒の専門家のアドバイスの元作っている。京都産のジンの特徴は香りにある。京都産のショウガやユズ、玉露など11種類の香味原料を使用している。それぞれを別々に蒸留させ、ブレンドしたのが季の美 京都ドライジンとなるのである。

 

早くもイギリスやフランスなどへの輸出も開始。今年は10万本の生産を目指すという。

 

 

 

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宮下酒造のクラフトジン岡山

 

一方、岡山県岡山市中区にある老舗日本酒メーカー宮下酒造でも去年からジンの製造を始めた。この宮下酒造は岡山の銘酒:極聖で知られる創業100年以上続く老舗の酒造会社である。

 

 

近年、日本酒の販売が伸び悩んでおり、新しい事業としてジンに目をつけたのです。作り方は、コメ焼酎に香味原料を加え、5時間蒸留。

通常は蒸留後すぐに瓶詰めするのだが、ここでは、焼酎をを貯蔵していた樫樽で2〜3ヶ月熟成させる。ジン作りとしては独特の珍しい製造方法である。

また、普通のジンは無色だが、樽貯蔵することによって琥珀色となり風味が増すという。他のジンにはない、フローラルな香りが漂うと百貨店などでも大好評。

こうしてできるのが、

クラフトジン岡山

である。

現在では、ヨーロッパからの問い合わせも入っており、今後輸出も検討している。

 

少量作ってもビジネスとしては成り立たない。外国に売り込んでいくには量産できる体制が必要

 

宮下酒造の担当者は言う。

 

 

コメをベースに作られたクラフトジン。世界に通用するジンになるのでしょうか?