こんにちは。ひとりで.comです。
前回、ISERROR関数について紹介しましたが、正直どのように使うものなのかがピンと来ない方もいらっしゃったのではないでしょうか?今回は、ISERROR関数が普段どのように使われるのか…そしてISERROR関数を使うべきなのか、について紹介していきたいと思います。
エラーが表示された時にTRUEを返すISERROR関数についてのおさらい
ISERROR関数は以下の様な関数でした。
Excel関数にはISERROR関数というものがあります。これはどういう関数かと言うと、指し示したセル(もしくは計算式)がエラーだった場合、TRUEという文字列を値として返してくれる…という関数です。
では、どのように使うのが適切なのでしょうか?もちろん正解はないと思いますが、私が普段活用しているISERROR関数の使用方法について今回は紹介していきたいと思います。
上記の表において、原価率を計算するには、原価÷売上高で算出します。しかし、上記の表の福岡支店については、売上高ゼロ円、原価ゼロ円だと、原価率を計算しようとするとゼロ÷ゼロとなるため、#DIV/0!となってしまいます。
この表を完成版として、提出した場合、受け取った側からすると、この数式が正しくてこのような表示になっているのか、それとも間違っていてこのような表示になっているかわからないですよね。それ以上に見た目が悪いですよね。これを解決するためにはどういった数式を入れればよいのでしょうか?
IF関数とISERROR関数を組み合わせて、エラー表示を回避する方法
これが一番すっきりする解決策だと思っております(別の関数を使う方法もあります)。条件式の関数であるIF関数とISERROR関数を組み合わせてエラーが表示される場合は別の文字列を表示させる…というやり方をすることで、すっきりさせることができるようになります。
実際の条件式を組み合わせて以下の様な意味合いの数式を作ってみましょう。
もし、D3÷C3がエラーだったら「ー」を表示し、そうでなければD3÷C3を表示する
これを数式に当てはめてみましょう。
=IF(ISERROR(D6/C6),”-“,D6/C6)
このように数式を入れることによって…
このように、ハイフンが表示され、エラーが表示されなくなります。このように、条件式であるIF関数とISERROR関数を組み合わせて使うことによって、エラー表示をなくすことができます。これでExcelの表がすっきりしますね。