こんにちは。ひとりで.comです。
2017年3月8日放送のモーニングチャージ / ビジネスフォーカスは「ビールにスッポン?意外な温泉活用法」と題して湧き出る温泉を意外な方法で活用し、温泉街を元気にする取り組みにフォーカスします。
温泉水を意外な方法で活用しビジネスに…
温泉水を活用して地ビールを
岐阜県下呂市の湯屋温泉は400年の歴史を持つ。ここの温泉は、炭酸含有量日本一とも言われ強い刺激が特徴である。至る所に飲泉場が設けられている。炭酸にはたんぱく質を分解する性質があり、地元では料理に使われ、しゃぶしゃぶの肉をやわらかくしたり、湯豆腐をとろとろにしたりと素材の旨味を引き立てる効果を持っている。
しかし、かつて10軒あった温泉旅館は現在では3軒にまで減少。そんな中、この温泉水を新たなビジネスにつなげようという動きがあります。それは…温泉水を使った地ビールの製造である。
この地ビールはビールの仕込み水に湯屋温泉の源泉を使用している。胃腸にも良いと言われる温泉水は高いミネラルを含みスッキリとした喉越しだと言う。
温泉ビールの売上は年間1,000万にのぼり、新たな名物になりつつある。
スッポンの養殖に温泉水を活用
岐阜県奥飛騨にある温泉旅館、のりくら一休では、地元の郷土料理で人気を博している。
自慢はスッポン鍋である。このスッポンただのスッポンではない。
スッポンの養殖場を尋ねてみるとそこには温泉水を活用した養殖池がある。この養殖池では、地元平湯温泉の温泉水を活用し、スッポンを養殖している。いわゆる温泉スッポンである。
水温を30度前後に保つ事でスッポンが冬眠せずに活動し、早く成長するという。通常、成長までに4年から5年ほどかかっていたところ、この方式によって約1年半で成長するようになった。
このスッポンを養殖している企業がナガセスッポン養殖場である。もともと健康食品向けにスッポンを養殖しており、顧客は全国に40万人ほどいる。
既に地元の温泉旅館20軒と契約しており、平湯温泉の名物料理となっている。
温泉水の新たな活用法、観光客を呼び込む起爆剤になるかもしれません。