こんにちは。ひとりで.comです。
2017年3月10日放送のモーニングチャージ / ビジネスフォーカスは「ベンチャーが被災地を元気に」と題して、東日本大震災から明日で6年を迎え、復興していく東北から世界に挑む企業とそれを支えるある仕組みを特集します。
女川発のギターブランドが世界に挑戦
宮城県女川町。東日本大震災で津波によって壊滅的な被害を受け、いまも復興の途上である。そんな町の新しい商店街の一角に株式会社セッショナブルというギター工房がある。社長の梶屋さんは、鹿児島県種子島出身で、東京の楽器店に勤務していた。震災の後、音楽イベントなどを通して、ギターで復興の後押ししようと決意し、仙台に移住し、ギターショップを2014年にオープンさせた。
そして、去年2016年、オリジナルブランドのギターを製造するために女川町にギター工房を開いた。
この躍進には、「右腕プロジェクト」という仕組みが大きく関わっている。この右腕プロジェクトとは、被災地のリーダーと”右腕”となる人材をマッチングさせる取り組みで、これまでに約150の企業・団体に250人ほどの人材を派遣した。
このプロジェクトを実施しているのは、東京のNPO法人のETIC。代表の宮城さんは
東北の未来を作ることが、新しい地域づくりや働き方のモデルになっていく
と語る。
この右腕プロジェクトで、株式会社セッショナブルの”右腕”として派遣された公認会計士の山口さんは1年のプロジェクト期間が終わった後も、引き続き事業を支える存在となっている。
ギター工房では、発売間近の新商品の製作が佳境を迎えている。今回発売するギターは、株式会社セッショナブルの初のオリジナルブランドでSWOODというエレキギターである。名前の由来は刀のSWORDと木のWOODをかけ合わせた造語である。1本36万7,200円で今月末に発売予定である。
このSWOODはアメリカ、東南アジアでも販売予定である。社長の梶屋さんは
いいものを作って、それを売って事業を拡大し、(地域に)長期的に貢献できたら良い
と言う。
被災地に生まれた若い企業。地域に根ざし世界に挑みます。