こんにちは。ひとりで.comです。
今日はセルの中に入っている文字列を抜き出す関数について紹介していきたいと思います。LEFT関数とRIGHT関数というものがあります。英語の意味としては、左、右という意味ですね。この関数が表すところは、指定したセルの中から任意の文字数を左(もしくは右)から取ってくる、という意味になります。
セルの中から左右任意の文字数を抜き出すLEFT関数とRIGHT関数
Microsoftの説明では以下のように記されております。
LEFT 関数は、文字列の先頭から指定された数の文字を返します。
RIGHT 関数は、文字列の末尾から指定された数の文字を返します。
LEFT関数・RIGHT関数を用いた具体例
例えば以下のような例に基づいてLEFT関数の活用例を見ていくことにしましょう。
以上のような表があるとします。単純に曜日が並んでいるだけですが、ここから、月・火・水・木・金・土・日といった曜日の頭文字だけ抜き出すにはどのようにしたら良いでしょうか??
セルを見ると、全て「◯曜日」と記載されていますので、各セルの文字列、左から1文字を抜き出すことができれば、上記課題は解決できそうです。
セルの左から1文字を抜き出してくる
という数式を組むことができれば、あとはコピー&ペーストにて全て同じ結果を出す事ができるかと思います。それでは実際にLEFT関数を使って数式を入れてみましょう。
=LEFT(B3,1)
上記のような計算式を入れます。B3から文字列1つを抜き出す、という意味になります。
これを活用すると、例えば西暦なども抜き出すことができます。ここで注意しなければならないのは、桁数が揃ってる事が前提となります。例えば…「月」は注意が必要です。というのも、
1月は2文字なのに大して10月は3文字となります。この場合ですと、LEFT関数の引数として「1」の場合と2の場合と両方発生してしまいますので、うまくLEFT関数の恩恵を受けることができなくなってしまいます。ただし、「01月」「10月」という表記だった場合は、それぞれ3文字となりますので、LEFT関数を使って抜き出すことが可能となります。
RIGHT関数について、ここまであまり説明してきませんでしたが、LEFT関数の逆バージョンだと思って頂ければと思います。RIGHT関数では右側から抜き出すことが可能です。
次回、このLEFT関数は具体的にどういう時に役立つのか、について説明したいとおもいます。