[モーニングチャージ] ( 京都紋付 ) 古着をよみがえらせる”リウエア”– 2017年3月13日

ビジネスフォーカス
LINEで送る
Pocket

 

こんにちは。ひとりで.comです。

2017年3月13日放送のモーニングチャージ / ビジネスフォーカスは「古着をよみがえらせる”リウエア”」と題して、伝統技術の黒染めを使ってしみなどで汚れた古着をまるで新品のように蘇らせる”リウエア”という技術を特集します。

 

京都紋付で汚れた服を黒く再生

 

 

大手リサイクルショップのセカンドストリートで”パンダブラックリウエアプロジェクト”というものが実施されている。これは、着なくなった服を黒く染め直してリユースしようという活動で、再度洋服としてゆこう活用しようというものである。

この黒くする技術には京都の伝統技術が用いられていた。

 

リウエア 京都紋付
リウエア 京都紋付

 

京都紋付京黒紋付染という技術で紋付を染め続けて来た同社であるが、紋付の市場は最盛期の年間200万着から、現在は1万着までに落ち込んでいる。会社は存続の危機に陥っていた。そこで2016年から大手リサイクルショップ”セカンドストリート”から古着の黒染めの業務を受託し、古着を黒く染め上げ、再利用するという方法を編み出した。

京都紋付では、使い古して色あせたジーンズなどを黒の染料で染め上げる。3時間ほどで黒く染め、独自の液体で衣類を更に黒くする深黒加工を施す。

通常黒い布に光があたると、吸収されなかった光が反射し、明るく見えてしまう。しかし特殊な液体を使って深黒加工を施すと、光が生地に吸収され、より黒く見えるようになるという。

 

 

スポンサードリンク

 

京都紋付では、古着を黒くしてリユースするだけでなく、新たな展開をはじめようと動き始めていた。

リバースプロジェクトストアという企業と共同で進めているのが、購入前から、黒く染め上げた時の状況がわかるというもの。購入した服を着古した後に、同じ形の洋服を別の色で着ることができるようになるとなって、製品をデザインするデザイナーも、黒くなった後の製品をイメージして、新たなデザインを作る事ができるようになると期待されている。

 

 

伝統技術から生まれる新しい古着のスタイル。リウエアの今後に期待が高まります。